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2005年7月10日 (日)

誰も教えてくれない出産:1.それは想像もつかないことばっかりだった

(2004年05月26日に書きました)

産まれてはじめての出産から3ヶ月。息子はぐんぐん育っています。
新米かあちゃんは頼りないけど、なんとかよちよち毎日の生活を楽しめるようになりました。
しかし、妊娠が分かってから今までを振り返ってみると、初めてのことばっかりで戸惑いっぱなしだったなぁ。
あまりの自分の知らなさ加減にあきれ、想像をはるかに超えた事実を前にして茫然自失、というかんじ。

もちろん妊娠期間中、熱心にいろんな本やら雑誌やらを読み漁ったり、インターネットでいろんな情報を調べたりしてだいたいの知識を頭にいれといたつもり。でも、でも、出産、それは「聞いてないよ〜!」の嵐だったのです。

私には姉も妹もいないから、妊娠出産を間近に体験したことがなかった。もちろん友人たちの何人かはすでに子供産んでてちょっとはその時の様子を聞いたりしたけど、子供産む予定もなかった私には遠い世界の話で実感もなにも伴わない話だった。それに経験者に話を聞いても聞きたいツボをあんまり語ってくれなかったし。その理由をはっきり悟ったのは、第2子を妊娠した友人の言葉だった。

「産んだ時のことって、もうよく覚えてないよ。なんか、すんごい痛かったってことは覚えてるけど、その痛みがどんな痛みだったかはもう、思い出せんのよね〜」

・・・そりゃそうだ。あんな痛みいつまでもリアルに覚えてたら、二度と子供なんか産もうと思わないだろう。それじゃ種の繁栄に不都合だ。だからきれいさっぱり忘れてしまうようになってるのだ。うまくできてるねぇ。

事実、産後3ヶ月経った私ももうすでに記憶が朦朧としている。目の前のこどもにはらはらしたり笑ったりしているうちに、出産のあの時のことなんかもう遠い過去になろうとしている。
特に、あの陣痛の痛みは、思い出そうと記憶を辿っていくと、カギのかかった重い扉が立ちふさがっていて、もうニ度と取りだせない深いところに仕舞われてしまったかのようだ。不思議だな〜。

もちろん想像だにしなかったのは痛みだけじゃない。産んだ瞬間の、あの、魂をぎゅううううっとわしづかみにされるようなすばらしい感覚も。
たぶん、いままでの人生のうちで一番感動した瞬間だったと思う。

自然の摂理に流されてきれいさっぱり忘れてしまう前に、私の出産の「聞いてないよ〜!」を残さず書いておきたいと思った。

人生に、そう何度も経験することのない、「あまりに想像もつかないこと」の数々を。

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