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2005年8月21日 (日)

一瞬も 一生も 美しく

今朝寝ぼけマナコで新聞をめくっていて、ハッとした。

細かなラメがうつくしいピンクの口紅の全面広告が目に飛び込んできたのだ。

「一瞬も 一生も 美しく」

それは、資生堂の新メーキャップブランド《マキアージュ》誕生
を知らせる広告だった。

「一瞬が積みかさなって、一生をつくる。だとしたら、
 それは美しい一瞬であってほしいと思います。・・・」

そう始まる広告文は、得も言われぬ心地よさで共感を産み、
わたしの心にすっと落ちていきました。
こりゃすごいなー。

お化粧をすること、毎朝のルーティンになってしまうと
手が慣れて心が慣れて、仕上がりも慣れっこになってしまう。

でもほんとはメーキャップってもっとドキドキするものじゃない?
最後に口紅を塗って鏡を見るとき、胸をきゅっとはるものじゃない?
そうやって美しい一瞬を、それにつながる美しい一生を、
自分で演出して獲得するものじゃない?
そーだったそーだった、ほんとにそうだった。

そして夜、「Tokyo美人物語」という番組を見た。
これまた資生堂の冠番組で、今をときめく美人たちが、
個性的な生き方で支持されている女性たちから
そのライフスタイルや生き方を学び、“本当のキレイ”を探る番組。

出演者たちのゴージャスなこと。
チェ・ジウ、栗原はるみ、蜷川実花、山本容子、
後藤久美子、オノ・ヨーコ・・

番組のナビゲーターたちがそのままマキアージュのCMに出演し、
これはもう2時間半まるまる資生堂渾身の広告であった。

みんなきれいだった。
あー、口紅がほしいと思った。

この口紅をぬればこの人のようにきれいになれますよ、
というメッセージではない。いまどき当たり前か。

なんというか、ああもっと爪をきれいにしようとか、
ちゃんと自分をかまって大事にしてあげようと思う、
前向きな気持ちにさせてくれる番組だった。

エンドロールのクレジットに ブレーン:秋元康とあった。
そーかー。健在なんだなー。


この番組や広告に関わるすべての人たちの
祈るような気迫が込められている新ブランドなんだなあ。
その情熱にサイフが緩んでしまいそうなわたくしであります。

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コメント

私もこの番組見ました~。私にとっての「本当のキレイ」ってなんだろって考えちゃいました。

投稿: いちご | 2005年8月22日 (月) 午後 02時28分

いちごさま、よーこそです。

ほんとうのキレイかあ。
なんだろうなあ。

こころがきゅうっとそれに向かっているとき、
きれいだろうな、と思うのですが、
むずかしいです。幻のよう。

投稿: はなみ | 2005年9月 1日 (木) 午後 01時06分

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