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2005年9月11日 (日)

高級肌布団

結婚のときに実家から持ってきた肌布団がだめになった。

何度も洗濯してくったくたになった布が実は好きで、
その肌布団もいい具合にくったくたになってきていた。

やわらかーいくったくたに包まって、くったくたの体を丸めると
やすらかに眠れるような気がするのだった。

しかし、ある夜、寝返りの勢い余って「ばり」
・・・裂けた。
これはもう、修復不可能であった。

ということで、もうちょっと持ちそうなオットの布団も一緒に
この際新調することにした。

そういえばチラシが入っていたな、
がさごそ、これこれ。
「布団お買い上げの方、古い布団お引き取りします」
わたしのように無精者で月に2回の資源ゴミの日を
よくうっかりスキップしてしまう人間にとって
これはありがたいサービスである。

さっそく息子と古い肌布団を風呂敷に包んだのを車に積んで
出発。(あ、息子は風呂敷には包んでいない)

もう、夏の肌布団なんてセールの出がらし状態で、
あんまり数もないなあ。

そこのおばさんがいろいろと広げて説明してくれて、
「これ、いいんですよー、真綿のお布団。
 しっとり体に添ってね、いいんです」

そのおばさんおすすめの真綿、つまりシルクのわたの布団、
なるほどしっとりしてよさそうである。
おそろいで2枚そろうし。

値段は・・・

2万1000円、

が、

セールで、3000エン。

・・・これ2枚ください。

そうして我が家にやってきた真綿の肌布団であるが、
オットは値札を見て爆笑した。

「これ、おかしいじゃろ、元の値段が」

うーん、布団の相場ってさっぱりわからんけど、
この異様な値引率はどうなんでしょう。

その夜。

「どう?2万円の寝心地は?」
「うーん、なんかせんべい布団ってかんじ」
「失礼な!昔は殿様しか使えんかったんよ!(口からでまかせ)」
「あー、どおりで時代劇で見る殿様の布団はせんべい布団じゃ」

そうねえ、たしかにこう、しっとり、というか、
はっきり言って、重い。
せんべい布団、そうかも。

・・・これはやっぱり3000エンの寝心地なのかもしれない。

早くも買い換えが頭をよぎる。
安物買いの、を地でいったハナシであった。

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コメント

>もうちょっと持ちそうなオットの布団

はなみさんの旦那様はもうそろそろお取替え時!?
・・・立派な旦那様をつかまえて、大変失礼いたしました。
>さっそく息子と古い肌布団を風呂敷に包んだのを・・・
と同じですね。

投稿: ジロー | 2005年9月12日 (月) 午後 06時23分

うちは先日、敷き布団購入しました。
口車に乗せられて?分割払いまでしてしまいました。
その布団と別の布団では、赤ちゃんの夜泣きがなんとなく違う気がします。
購入したのは、大人二人用なので、赤ちゃん用に、再度分割払い購入するかどうかは、、、、、難しいところです。
でも、夜泣きせずに寝てくれるのなら、、、、安いものかも。とも思ったりしてます。


投稿: green | 2005年9月14日 (水) 午後 02時02分

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