ことばがうまれる
息子ちょび、もうすぐ1さい9かげつ。
ここのところ、どんどん、ことばがうまれはじめた。
たぶんこっちが言ってることはもうずいぶんよく理解している。
自分のきもちがまだことばにできないから、
ときどき、爆発して荒れる。
でも、自分が発したことばが、相手に響いて反応があるということが、
たまらなくたのしいことだと、気がついたらしい。
「あ、ばふ!ばふら〜」
(息子は電車バスフェチ)
というのはずいぶん前からしゃべっていた。
最近では、その場面にふさわしいことばを、ふさわしい音色でしゃべるという高等技術を身につけた。
「おっちった」
(自分でわざと落とした場合にも使用)
「あーあ」
(主に母親がしくじったときに使用)
「あ、しゅげー!」
(何か誉めてほしい時にことさら自慢げに使用)
「あっち!」
とうとう、ことばには人を動かす力があることを発見した。
そしてさらに語彙を増やすべく、問う日々が続く。
「あ!」(と、ミニカーを差し出す)
「黄色いバスね」
「あ!」
「青いブーブー」
「あ!」
「きゅーきゅーしゃ」
「あ!」
「緑のブーブー」
「あ!」
「赤いバス」
「あ!」
「きゅーきゅーしゃ」
「あ!」
「青いブーブね」
「あ!」
(以下エンドレス)
そしてときどき
「・・・あか・・・」
「くーくーさ」
とつぶやいては、反復練習している。
先日テレビから「かーちゃん!」ときこえたとき、
ぱっと顔をあげ、わたしを指差した。
「そう、かーちゃんよ」
意味と、気持ちが火花のように通じ合って、
泣きそうになりながら笑った。ちょびも笑った。
毎日毎日が、毎日続く。
うっかりしてたけど、こんだけ育ってた。
写真を撮って、つくづく眺めると、もうあかちゃんじゃないなあ。
いつのまにか、こども、になっていた。
さあ、ことばが彼の中で爆発しますよ。
どーんとこい。
口数では負けませんよ、かーちゃんは。
あああ、楽しみだー。
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