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2005年11月24日 (木)

近況

ああ、日々過ぎていってもうすぐ12月。
ここの更新もままならない日々。ふうううう。

ここのところ数日をふりかえってみよう。

息子はますます言葉に興味を深め、
とうとう、「おいちーね」 をマスターした。
これは最強の言葉だ。
聞く者すべてをしあわせにする。
かんたんなおうどんでも、おいちーね連呼でちゅるちゅるすする。
ありがとう息子よ。

さて今月初旬、オットの誕生日があった。
忙しさにまぎれて、ろくろく準備もしないまま当日を迎えた。
帰宅前に服屋をのぞき、セーターの一枚でも買うつもりだった。
しかし、売り場で迷子になった。
オットが今着たいであろう服がわからない。
靴のサイズもわからない。
前までは、あっこれ似合う、とすぐに買えたのに。
ちょっと愕然としながらアンデルセンに向かった。
簡単なオードブルやチーズやパンや花を買った。
にぎやかなテーブルの材料は揃った。
なのにどうしてだろう。
わたしはパンの前で泣きそうになるのをこらえるのに必死だった。

ちょびの好きなものはわかるのに。オットの好きなものがわからない。
その事実にいまさら気が付いてびっくりしたのだ。

仕事忙しくて、生活を運営するのにいっぱいいっぱいで、
いてくれないとこまるパートナーだけど、
彼が今なにをほしがってるのか、その思いを見失っていて、
それじゃあ、だめじゃないかと、自分を責めたのだった。

一生懸命考えた。
そして、いちごのショートケーキを1ホール、買って帰った。

ワインで乾杯をして、去年は訳の分からなかった息子も
むちゅーっとチューしてあげたりなんかして、
楽しくお祝して、食後、
「はい、1ホール存分にどーぞ!」
「わ〜!」「うあ〜」
オットとチョビは、同じ顔をして目をキラキラさせていた。

カットせずにフォークで夢の1ホール喰い。
こんなにうれしそうなオットを久しぶりに見たよ。
ちょっと、安心した。よかった。

でも、いつのまにか気持ちは、ほっとくと曇るのだ。
恐い恐い、今気が付いてよかった。
思い込みと思いやりのなさで気持ちが離れてしまっては、
もう取り返しが付かない。

いくら家族だからといって、そこは甘えてはいけないのだ。
大事にしようと思った。


仕事。
頭の中に複数のレールができ、軽妙なスイッチングで運行し、
リズムと波にのってやっている。

つもりだが、息切れもしている。あやうく脱線の危機もあった。

でも、この仕事はおもしろい。
ちりちりと、しびれるような試練が毎日続く。
楽したら流れてゆくだけ。

そう、転職して改めて感じたことがあった。
転職したらなにかがかわると思ったが、
実はなんにも変わらなかった。

多少仕事の中身は変わったが、それをこなす自分は
仕事場を変えてもかわらないのだ。

あ、自分前といっしょじゃないか。
つなんない仕事をちゃっちゃと流して余計つまんなくして、
そういうのはやめよう。後悔の連鎖がやってくるから。

自分が変えるしかないのよね。
自分が熱を帯びて動けば、なんとなーく、うまく行くような気がする。

ここのところ、うれしい出合いや、劇的な瞬間に恵まれている。

そういうタイミングやラッキーやめぐりあわせに感謝しつつ、
そういうものを呼べるようになった自分を感じている。

必要とされる人は見い出される。
胸に秘める大事な言葉だ。

さあ、もうすぐ12月。
今年を美しく飾ろう。

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