お稽古で学んだ
昨日は久しぶりにお煎茶のお稽古だった。
今年初めてきものに袖を通す。
月に一度のお稽古には、きものを着るようにしている。
本当はもっときものでお出かけしたいのだが、なかなか。
こう、未だに好きで完全なるコーディネイトが
できていないせいかもしれない。
あー、きものがほしい、帯がほしい、帯締めがほしい、
だめだ考えだしたらキリがない。
だって第一カネがない。
今日は柔らかいきものが着たかったので、黒地に色とりどりで
茶屋辻が描かれている小紋にした。
帯は黒白ストライプの半幅の裏を使った。
水玉の織柄がある黒の無地。
後ろでストライプを表にしてくしゃくしゃに結ぶ。
ピンクの帯締めをアクセントに結ぶ。
裾をあわせればかくれんぼの如く、
帯を結べば綱引きの如く、
きゃあきゃあじゃれてくる息子をいなしながら着る。
多少のよだれは見なかったことにする。
そうやって「お稽古コスプレ」も完了し、
お稽古仲間のべっぴんさんをお迎えに行き、
ちょびは実家によろしく預け、
しばし幽玄なる煎茶道の世界へ。
といってもできの悪い弟子たちゆえ、お稽古は和気あいあい、
お師匠お手製のおまんじゅうに幸せな舌鼓を打ち、
とめどない会話に花が咲くのであった。
お稽古のあとのくつろいだ時間に、いろんなお話をした。
皆様当ブログをご覧でいろいろとご心配してくださる。
順を追って説明しながら話しをするのだが、
この「人に分かるように話す」作業が、ものすごく効いた。
だって、自分で分かってないと人に分かるように話せない。
というより、話しながら自分で自分の気持ちに理解が追いつく、
そんな感覚だった。
ああ、そうだ、私はそう思っているんだ。
話しながら自分の気持ちに整理がついていく。
そして、それに反応して話しをしてもらうことで、
新たな気づきがいっぱいあった。
「でもそれはものすごい勉強よ」。
そうなんです。
嫌だ嫌いだで逃げるのは明日にでもできる。
でも、同じ辞めるにしても逃げるのではなくて、
自分が決めてそれを達成する形で辞めたいなあ。
1ヶ月?3ヶ月?半年?1年?
自分で考えて決めないと。
示唆にとんだお話をいただけてありがとうございました。
やっぱりこう、話しをして分かる、分かってもらうという
基本のこの作業が、なにより一番楽しくて大切なんだ。
自分の直感に正直に。
かつ、
常に得るものを念頭に。
しかも、
まわりのみんなに幸せを。
がんばりますー。
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