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2006年2月16日 (木)

新しい音楽

車のCDチェンジャーに入れっぱなしにしていたCDをかえた。


冬を流し春を洗う雨がしょぼしょぼと降っている。


走り出したとたん、新しい音楽が鳴る。


ああ、それはまさに今この瞬間の気持ちにぴったりくる曲だった。


次の曲も、次の歌詞も、新鮮に心に響く。


ちょっと違う道にそれてみる。


新しい景色、新しいリズム、ハンドリングするのは自分。


春が来たのだ、と思った。

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コメント

汚れた手拭の上へ載せてみたり
マントの上へあてがってみたりして
色の反映を量(はか)ったり、
またこんなことを思ったり、
 ――つまりはこの重さなんだな。――
 その重さこそ常(つね)づね
尋ねあぐんでいたもので、疑いもなく
この重さはすべての善いもの
すべての美しいものを重量に換算して来た
重さであるとか、思いあがった
諧謔心(かいぎゃくしん)からそんな
馬鹿げたことを考えてみたり
――なにがさて私は幸福だったのだ。


という一節を思い出しました。
なにがさて、というところがね。
ツボなんでしょうね。

梶井基次郎の「檸檬」です。

投稿: 自転車 | 2006年2月17日 (金) 午後 09時52分

その春にふさわしい音楽、アーティスト名とアルバムタイトルを知りたいわぁ。

私はなぜか2月になると「PSY・S」を聴きたくなるのだよ。ナゾ。何かPSY・Sにまつわる思い出があったのかも。

投稿: 尻臼 | 2006年2月19日 (日) 午前 11時40分

もしかして自転車さん、マント羽織ってるでしょ。
足下は下駄でしょ。
長い髪を束ねてるでしょ。
そっと椿を一輪、窓辺にさしていったりするでしょ。
そういうのに弱い乙女でございます。

PSY・Sかー。
「レモンの勇気」とういう名曲があったな。
あれも日常に爆弾を仕掛けるような、
切なく疾走するグルーヴであった。

投稿: はなみ | 2006年2月22日 (水) 午後 06時35分

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