« ちょびとパパちん | トップページ | 新しい音楽 »

2006年2月15日 (水)

閉じてるか ひらいてるか


と、キムタクがつぶやくCMが昔あった。

閉じてるか、ひらいてるか、
なんかわかったようでよくわからなかったが、
今はそれが痛いほどわかる。

今まで何度か会社を変わった。
そのたびにいろいろ見てきたが、
どこも全く同じ反応を示すのが、おもしろくて哀しい。

ちっこい広告代理店や制作会社だと、
仕事は会社で受けつつも、実は人につく。
だからその人がいなくなると、その会社に発注する意味がなくなる。
でも、その会社の社長は、自分の仕事だと思い込んでいるから、
人は離れても仕事だけは離れないように
囲い込みの、保身の行動にでる。こっそり。
(それは主にお客さまに直接会い、担当者の悪口をさりげなくいいつつ、
 引き続きよろしくとお願いするパターンが多い)
もちろん社長は、担当者がいなくてもなんとでもできると思っている。
もちろんその人じゃなきゃできないこともない。

だけど、お客さまはそれを望んでいない。
だって、信用は、人についているから。
仕事を重ねてきた中で培われた、阿吽の呼吸の関係が
なにより大事だということを
社長はまったく考えていない。

で、仕事がその人についていっちゃうと、
「あいつは仕事を盗んで行った」と言いふらすんだよな。

あー閉じてるなー。

でも分からなくもない。
売り上げの見込みを立てて経営をする立場からしたら、
レギュラークライアントが落ちるのは致命的だと思う。
残った社員を喰わせなくてはいけない、借金もある、
そしたら必死になるのも分かる。

でも、必死の方向が、「閉じてる」よなあ。

今後、独り立ちして仕事をする私は、肝に銘じなくてはならない。

閉じたり、独り占めしたり、搾取したり、うそついたりしても
なにも呼ばないってことを。

よく、win-winの関係、なんていうけど、あれもやな感じだ。
わたしはあなたにwinを差し上げられますよ、
だからあなたもwinをちょうだい、なんて、
ちょっといやらしい感じ。

いいな、すごいな、あの人にもそれを伝えよう、
そういう「ひらいた」心が人を呼ぶのではないか。
1人では絶対なにもできないから、
これはとっても大事なことだと思うのだ。

村上龍は「人生における成功者の定義と条件」において
“成功者”のことを
「生活費と充実感を保証する仕事を持ち、かつ
信頼できる小さな共同体を持っている人」
と定義づけている。

小さな共同体かー

ゆるやかに、信頼でつながる、ひらかれた人々

これからたくさんいろんな人と会うだろう、
ひらいた心でその機会をよろこびたい。
上手く言えないけど、すごい人に会ってその人の虎の威を借りるのではなく、仕事をねだるのでもなく、自分を押し売りするのでもなく、つないでひろげてふくらませていきたい。

昔お世話になったNHK教育テレビの
「ひらけ!ポンキッキ」

ひらけ!?
さっぱり意味が分からなかったが、
ものすごく秀逸なタイトルだったと今思う。

ひらけ!はなみ

ということで、
もともとあけっぴろげではありますが、
ますます鼻の穴膨らませてまいりたいと思います。

|

« ちょびとパパちん | トップページ | 新しい音楽 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 閉じてるか ひらいてるか:

« ちょびとパパちん | トップページ | 新しい音楽 »