蕗、蕨。
所用でアンデルセンに行き、久しぶりに本通りを通った。
なんでも「本通りヒルズ」が建つらしく、
田山文具が売りつくしセール。
仕事道具のノートやらちょびのクレヨンやら買う。
その後、桃源で骨董をひやかして
ひろしま夢ぷらざをのぞく。
今日もおばちゃんでにぎわってるなー。
なになに、とのぞきこむと、産直野菜市であった。
物色したところ、なんと蕨(わらび)がてんこもりである。
わたし、わらびの炊いたの大好き。
でも、自分で炊いたこと一度もなくて
いつも実家からの支給を待つのみ。
無精を絵に描いたような娘である。
炊き方は母から何度も何度も聞いてはいたので、
どれ、やってみますか、と選り始める。
すらーっとして揃っているのと、
太くて不揃いで短いのがあって、
おじさん、どっちがやおいん?と聞くと、
こっちがよう肥えとるけえこっちよ、
と不揃いなのを指す。
神石高原町産、1把180エン。2把買う。
蕗(フキ)もたくさんあった。
わしゃあ細いフキを炊いたんがすきでのう、
と父が言っていたのを思い出し、
水フキ、とおじさんが言った細いフキを1把買う。
そばにこしあぶら、もあった。
実家のほうの親戚ではボケだかボカだかと呼んでいた。
毎年山のように届いていたけど、
もう山に入るのしんどくなっちゃったんかねえ。
それも1把。
近くの薬局でタンサンを買う。
おもむろに出されたのは炭酸水素ナトリウム(重曹)
なんと、裏を見ると効能・効果として
胃酸過多・胸焼け・胃部不快感・・・胃薬ですかこれ!
ベーキングパウダーも重曹だったよな?
と思い調べるとへー。
重曹で掃除するのが流行ってたり、いろいろ使えるんですね。
帰宅してさっそくシゴする。
いまいちコツが分からないまま、タンサンでぱっと湯がき、
フキの筋をむいて湯がいて、甘からく煮付けた。
なんか水にさらす時間が短かったのかエグくて、
煮汁を捨ててもう一度煮返した。
すると、なんとなく母の味。
翌日、実家にお裾分けしてみた。
んまー、無精なあんたが炊いたん?とびっくりしつつ
父からも母からも合格をいただきました。
太くやわらかい蕨でした。
ボケは天ぷらで食べました。
山菜摘みに行きたいなあ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント