みんなB層
反日ネットアイドル(!?)、ハムニダ薫の
「薫のハムニダ日記」、ご覧になってますかー?
韓国在住、外から見た「美しい国、ニッポン」を
ナナメ横から見た観察日記です。
さて、そこで最近「オギャーとおっしゃっていた」
「男のお子様がお産まれになった」件の
エントリーがありました。
「日本列島“全体”が祝賀ムード“一色”に包まれている」
と報じられたようです。
そのロイターやAPによる配信記事に添えられた写真は、
赤ちゃんをだっこしたお母さんが
「奉祝」と書かれた日の丸のうちわを子どもに持たせて並んでる写真や、
幼稚園くらいの子どもたちがお祝いのために鯉のぼりをあげる準備をしている写真だった。
そのエントリーに対してまあたっくさんの
色とりどりのコメントがついて賑やかなんだけど、
そのなかで、
「この主婦たちって、どっから“動員”されたんでしょうね。
これが、うわさに聞きし“B層”なのか?と、ちょっと思った。」
というコメントがあった。
B層とは、
「小泉政権が郵政民営化の広報にあたり作成したチラシの企画資料で、小泉政権支持基盤として想定した層のこと。
資料の中では、小泉政権の支持基盤は「IQが低く、具体的なことはわからない、主婦層&子供・シルバー層」として分類されている」
(はてなダイアリー キーワードより)
ためしに「B層」でググってみたら
その企画書のPDFがどこでも見られます。
もはや有終の美を飾ろうとしている小泉政権ですが、
次の政権だって、支持基盤、というか
言いくるめやすいのはその「B層」だと
マーケティング会社から言われなくても分かってる。
さて、わたしはB層であろうか?
主婦層、カテゴリー的にはリッパなB層。
IQが低いと言われて嬉しい人はいないので
おそらくほとんどの人が
「自分はB層なんかじゃない」と思うのではないか。
きっと、日の丸のうちわを持って祝賀していた
赤ちゃんのお母さんだって、
もしかしたら食品添加物に興味を持ち、
子どもには安全な食べ物を与えたいと思い、
ロハスな生活をしているのかもしれない。
で・も、
無条件にうちわを受け取り、祝賀に加わった。
そういうことだ。
自分にとって興味関心がないことに関しては
誰でも「B層」であるということ。
それを
自覚できないことが一番怖いということ。
わたしの中にもB層がある。
小賢しいマーケティングの網をかけられ
分類されるのはしゃくにさわるが、
たしかに、操られやすい脆弱な部分が自分にあると気づき
操られないように「知る」ことが
戦略に絡めとられない唯一の自衛だ。
知らないことは怖いこと。
なんだかソフトで感じのいいものに
無条件で頷く怖さを
忘れてはいけないのだと自分に言う。
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