乳がん
大学生の頃、左胸に「ころん」としたものがあるのを
指で感じた。
産婦人科に相談すると、乳がん検診をした方がよいと
病院を紹介してもらった。
検査したら、乳腺の腫れでしこりではなく
がんでもないと言われた。
それから、数年に一度、検査を受けている。
息子のおっぱいも終わり、しょんぼりした胸に
あのときの「ころん」とした触覚があった。
生理の前などはそこから左脇にかけて痛む。
なんだろう、乳がん・・・?なーんて・・・
でも、ここのところ乳がんになる女性が
年々増えていると聞く。
胃がんを抜いて最も頻度の高いがんで、
年に3万人もの女性がかかっているんだそうな。
乳がんというのは、早いうちに見つければ
比較的治りやすいが、ほっとくと早い時期から遠隔転移して
全身に広がりやすいのだそうだ。
(国立がんセンターのHPより)
もし乳がんだったら・・・
まだ若い方なので、進行も早かろう。
最近息子がおっぱい触りまくるのは
なくなっちゃうおっぱいを名残惜しんでのことか!?
などと考えるとぐるぐる不安になってゆく。
まだ死なれん。
検査しにいこう。
ということで早速電話をかけたが、
検査に適しているのは生理のあと4〜10日後なのだそうだ。
ということでしばし待ち、
本日予約して行ってきた。
八丁堀福屋11階「新本クリニック」。
乳がん検診待ちの人でにぎわう(?)待合室。
1時間ほど本屋で時間を潰して再び戻る。
まずは問診。
なんと7年前に検査したときのレントゲン写真が
まだ残っていた。
出産して授乳してまたしこりを感じると告げる。
続いて触診。
「うん、以前のように乳腺が腫れとるだけのようなけど」
冷たいジェルを塗り、超音波診断。
「これが乳腺の腫れね。1.3センチくらいあるかな。
でもこれががんなら、真っ黒く写るんだけど、こういう
白く輝くラインがあるのはがんじゃないしるし」。
最後にレントゲン撮影。マンモグラフィーというやつだ。
これはおっぱいを上下左右、はさんでぺっちゃんこにして
レントゲンを撮る。
豊乳なので台によいしょとのせる。
と言いたいところだがはさむ余白があまりなく
前屈みに台にしがみつき、先生と看護士さん二人がかりではさむ。
そんなに痛くはない。
しばらくしてレントゲン写真が出来上がり、
再び先生のところへ。
「ここが乳腺の腫れの部分ですね。これががんなら
もっと真っ白になってけばけばと足が伸びているんだけど
これは大丈夫。乳腺症ですね」
とのことであった。
ぼんやり、からすうりの花のように
白く煙る乳房の組織。
ああ、健康でよかった。
支払いは3,320円也。
受付の看護士さんが
「またいつでも変じゃねおもうたらおいでぇね、今ほんまに多いんよ、
閉経後の人より、昭和30年、40年、50年生まれの人ら、
まだ若い人が特に多いんよ。先週今週でうちでも6人もおっちゃって、
まだ20代の人も、ねぇ。早く見つけたら大丈夫じゃけぇ。
乳首が最近埋もれてきたとか、血のようなんが出るとか、
なんか少しでも変じゃったら見てもらって、ね」
忙しくて自分のことがおろそかになっちゃう世代が
一番あぶないんだそうです。
ぜひ、検診して安心してください。
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