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2006年9月14日 (木)

子持ち働くハハの印象

ここのとこ、仕事の現場で懐かしい人と再会ばかりしている。
出産前一緒にお仕事させていただいていた方々。
「産休とります」くらいからご挨拶がうやむやになって、
行方知れずとなっていた不義理ものである。

「あのー、ごぶさたしてます」
「・・・・わっ!!こーのさん!?」
かつては旧姓で仕事していたので懐かしい響き。
「似とるのー思うたけど!なんか変わった!
 頭こんなんじゃなかった!」
あのーこれはパーマといいます・・・


で、「お子さんは?男の子?」
「はい、2さいになりますよーもう」
「え、もう2さいね!まー早いねー、
 2さいゆーたら大変じゃろう」
「えーもう人未満ですから、たいへんですわ」


ここがポイントである。

子ども小さくて手がかかって大変でしょう

ええええ、もうたいへんです(笑)

笑いながら言っているのに、
「大変」という言葉の響きは
「ああ、やんちゃなちびっ子の世話に明け暮れて
その合間に仕事までしなくちゃいけないなんて
大変なんだなあ、気の毒に・・・」
という想像を一瞬にして引き出してしまうのだ。

その後笑顔で話しても会話は弾まず、
「大変だけど、頑張って」
と締められる。

・・・・・・
なんかちがうんだけどなー。

まあ確かに手がかかるし大変なのは本当。
だけど保育園に預けている間は
子持ちハハでなく、ただの勤労者になってるし
その切り替えややりくりは
慣れてしまえばどーってことない。
仕事が立て込んで時間が足らない!と思えば、
子どもが寝た夜中や朝、時間はなんとでもなる。
子どもがいることが仕事に差し支える、と思うことは
あんまりないのだが、
世の中の「子持ち働くハハ」のイメージは
そうでないんだと知る。


そこで、こうしてみました。


「え、もう2さいね!まー早いねー、
 2さいゆーたら大変じゃろう」
「えーもうおもしろいですよー、毎日笑かしてくれます」


するとどうだろう、
「ほんま可愛いよねー、10歳まではほんとに
ものすごい堪能させてもらったなあ。
でもそっから先はその分
5倍返しくらいで払わされてるけどねー」
などとご自分の思い出話に場がほころび、
子どもってかわいいよねーと
とても楽しい雰囲気になるのだった。

そこには余裕のない働くハハのイメージはなく
おおらかに笑い合う自然な姿が想像されていた。


これが基本でしょう。


余裕がない人にいい仕事なんかできんもんね。

そうやってイメージはクリエイトできるのです。
そのイメージにひっぱられて
実像もそうなっていくのです。
わーい、楽しい発見でした。

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