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2006年11月 4日 (土)

自殺するのは


いじめを苦に自殺、

ここのところ相次いで中学生くらいの子どもが
自殺したというニュースを耳にする。

死ぬ勇気があればなんでもできるはずなのに、

大人は考える。


なんとなくだけど、
彼らは自殺することで報復をしているのだと感じる。


13,4歳くらいの子どもにとっての学校は
閉ざされててそれが世界のすべてで
いじめられたら逃れる術を知らない。
いじめているやつら、みんな消えていなくなればいいと
そう願うことしかできない。


人の痛みがわかるきみは将来きっと立派な人になる。
いじめっこはきっと世の中に出て苦労する。
そんな、何年も何十年先ものどうなるかわからない報いなんか
気長に待ってられない。

テレビを見れば、
同じような年頃の子が自殺したと言う。
担任や、校長や、教育委員会が
テレビに吊るし上げになっている。
こんなに手っ取り早い報復はない。

いじめられた子どもの悲惨さを伝えるメディアが
ほかのいじめられっこを自殺に誘っている。

テレビを消して。

その報復はたった一瞬だけで、
やがてみんなきれいに忘れ去り、
死んだきみは二度と生る歓びを味わうことができない。

圧倒的に損だということを、知ってほしいと思う。

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コメント

そうなんだよ。
いじめられたコトもあるし、正直いじめてただろうコトもある。
いじめられてた時、自殺って選択肢だけはなかった。
というか。
今までどんな状況にあってもこのキーワードだけは無い。
正面から人格を否定された時も「いつかみとれよ、コノヤロー!」と心の中で叫んでた。
負けず嫌いで執念深いんですわ。未だに。

でも、自分の楽天思考もあるけど、やっぱり家族や周りの人に助けられてたところが大きいのかな。
2次元や閉ざされた箱の世界ではなく、現実の会話が大事なんだよね。
オトナがちゃんとしなきゃいかんトコですね。

投稿: nen-Hiro | 2006年11月 4日 (土) 午後 02時32分

私もここ最近のニュースは、なんだか心に痛くて
チャンネルを変えることが多くなりました。

いじめた経験も、いじめられた経験もある私としては、
人を殺したいと思ったことも、死にたいと思ったこともあり、
そのとき、大人でも親でも、誰かに何かを言われたとしても、
どうしようも気持ちは救われなかったなあ、とふと思ったりして・・・。

子供時代がなかった大人はいないのだから、
子供がいかに残酷であるか、ということも分かっているはず。そして、いかに傷つきやすく、もろいかということも。

訳知り顔で話すテレビのコメンテーターに辟易しながら、
「しっかり子育てせにゃなあ」と。
それだけが、今起こっている事件へのささやかな抵抗のような気がしてならない、嫁でした、

投稿: 伊藤家(嫁) | 2006年11月 7日 (火) 午後 09時48分

nen-Hiroどの
死んじゃだめだよねー。
負けず嫌いで執念深くないと、
いつまでも負けたまんまだもんね。
わたしもええかげんそうだけど、ふと、
あのころのあいつらに勝ってるのか
?そう考えるとよくわかりません。
すでに、勝ち負けの袖すりあいから
遠くなった気がします。

嫁さま
なんとかここまで、殺さず死なずやってまいりました。
おまけにいっこ命までこさえてしまいました。
それで十分、といえば怒られそうですが、
息子もまた、
死なず殺さず、生きていってほしいと思います。
ちゃんと育てないとと思うけど、どうしたらいいのか
はっきりはわからんです。でも、ま、
家族みんな笑って過ごせればいいかな。

投稿: はなみ | 2006年11月 8日 (水) 午前 11時57分

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