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2006年12月29日 (金)

クリマスさん

あったかいクリスマスだった。
心がほっとする、というのでなく
ものすごい暖冬だ、ということだ。

さて一大イベントのクリスマス、
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。


休みの日にパパちゃんとちょびと3にんで
トイザらスに行きました。
「いい?今日はサンタさんに予約するだけだよ、
 今日は買わないからね」と念を押す。
それにしてももんのすごいおもちゃの洪水だ。
入り口でもはや気分が悪くなる。
とりあえずプラレールとかトミカのコーナーへ。
デモンストレーションのビデオに息子釘付け。
一歩も動かなくなる。

しかたなく「どれが欲しいか決めとくように」
と言い残し、かーちゃん一人でぶらぶら。
りかちゃんとか、ゴージャスなのね今や。
女の子だったらこういうの買って一緒に遊ぶのにー
などと思う。

しばらくしてオットと息子を探すがいない。
おいおいどこだよ、腹立ちまぐれの小走りで探すと
トイザらスオリジナルコーナーにいた。
「決まった?」
「うん!これよね〜」二人同時に指差したのは
「ツインタワースーパーガレージ」。
ちょびが2人横に入るくらいのデカさである。
おいサンタよ、「おもちゃいっぱいだから
なるべくかさばらないのにしようね」って言ってたのは
どこのどいつだ。
他のコンパクトなやつにしようと懐柔してもだめ。
仕方なくそれにする。
パパちゃんとちょびがトミカのテレビゲームに
気を取られているスキに、かーちゃんはそのでっかい
箱をかかえてレジに向かい、3千円だか払って駐車場の
車のトランクにぶっ込む。
そして素知らぬ顔で合流し、「あれ買って帰る〜〜〜」
とごねる息子を出口のガチャガチャでごまかしつつ帰宅。
まんまと寝てしまった息子を尻目に、トランクからブツ
を出し、ベランダに放置しクリスマスを待った。


クリスマスの日の朝、まだ暗いうちから
オットは目を覚まし、ごそごそしている。
ベランダから運んで来たでっかい箱を、ちょびの
ベッドの横に仕込む。
目覚めるのが待ちきれず、とうとう起こす。
「ねえちょび!サンタさんが来たみたいだよ!!」
いつも逆さにしても起きない奴が、ガバーーーッ
と起き上がりきょろきょろし、「あった!!!」
自分より大きい箱を必死でベッドに持ち上げようと
するそのおしりがかわいい。

よっぽど嬉しかったんだろう、ベッドの上で
ずーっとぴょんこらぴょんこら跳ねている。
朝ご飯もそこそこに、二人はさっそく組み立て始める。
小1時間もかかって、巨大なツインタワーが完成。
さっそくミニカーがカーブしたレーンを疾走。
パパちゃんはげっそりしつつも、満足そう。

プレゼントは、あげるほうが楽しいのよね。
去年はまだ赤ちゃんでよく分からないから
クリスマスケーキ食べて終わったけど、
今年は良かったねえ、パパちゃん。



そしてクリスマスのとんちき騒ぎも終わった翌日。


その日、こまごま、気持ちが落ちるようなことがあった。
その日だけじゃなくて、ずっと気忙しく心が重かった。
どーんと疲れて、保育園のお迎えの帰り道、
平和大通りのイルミネーションを見ながら帰った。
「わあああ、きれい!きれいねえ!」
という息子の歓声に、ちょっと癒された。

帰宅して、ツリーを仕舞ったりしていた時のこと。
ポストカードを換えようと写真たてを手にとり、
うっかりテーブルに落とした。
スチールの角が木にめりこみ、ぼっこり穴があいた。

そんなことくらいで、なのに、
崩れ落ちるように突っ伏して、泣いた。
自分のなかのモヤモヤを全部出してしまいたくて
久しぶりに声を上げて泣いた。えーんえーんと。

そしたら、息子が、わたしの頭をそっと撫でて
「だいじょぶ?だいじょぶ。ちょびがおるけんね」
そういって慰めてくれるではないか。

大丈夫、かーちゃんがおるけんね、そのわたしの
口ぶりそっくりに。
でも、表情はいたって真面目で、
「だいじょぶ、ちょびがついとるけん、ね?」
2さい児とは思えないしっかりした顔で、
やさしく頭をなでてくれる。
ほんとうに、頼もしくて
ぎゅっと抱いて、わあわあ泣いてしまった。
小さな手が背中をとんとんする。
「ね?もうなかんよね?ちょびがおるけんね」
「はい・・・」
ありがとう。うれしかった。
かーちゃんはおまえよりも、こころが弱いよ。


これ以上無いプレゼントでした。

息子に、こうやって育ててもらっています。


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2006年12月14日 (木)

斉藤くんが来た/浮気症

ファンサイトに
「斉藤くんに来てほしい人、募集!」
とあったので応募してみると当たった。
心臓が飛び出るかと思うほどバクバク。
そして広島駅にお迎えに行った。

ひょろっと、「どもー」と、一人である。
そんな気軽に・・・
自宅まで案内する。
そこでとりとめのない話しをしてると
「こんど、ニュース23のオープニングテーマソング
 つくることになって。んで、これがデモ」
と、カセットテープを取り出した。
ラジカセで聞いてみる。
ざくざくとした音のギターに合わせて歌う声。

「昭和のムック、平成のガチャピン
 昭和のムック、平成のガチャピ〜ン♪」
という歌詞だった。深い。

それから夕ご飯をすすめたがもう帰るという。
玄関先で、一緒に写真を撮ってもらう。
笑顔が不自然だ。
猫背の背中が「どもー」と後ろを向いて
ドアを閉めて出て行った。

ーーーーーーーー

ある企業の取締役会に呼ばれて行った。
そこで紹介されたのが取締役副社長。
名刺の肩書きに、なぜか「刀鍛冶」とある。
食品会社の社長がなぜ刀を鍛錬するのか?

真っ黒い髪は少し長めでごわごわと癖がある。
まだ若く、整った顔をしてる。
りりしい眉と強い目でキッと見すえて
「君はどうしてこういう屋号にしたの」
「君はどうしてこういう仕事をしているの」
「君はどうしてそんな服を着ているの」
次々に質問攻めにする。

戸惑いながら答えを探していると、
側にいた若い女性が言葉を遮り、
「お時間ですので・・・」
と副社長に退室を促す。

副社長のいないまま会議は続き、
終了後帰ろうとしたらあの女性に声をかけられた。

美しい彼女は人気のない廊下で二人きりになると
わっと泣き出した。
「ごめんなさい、わたし、あの人の妻なんです」
副社長の妻だと言うその人は、彼の側に居て
いつも彼を見張っているのだという。
「彼は浮気症で、見る女性みんなに
 手を出さずにはいられないんです」

確かに彼の目は異様に力があった。
心をぐっと掴まれるような感覚があった。
彼女の心配もわかる。
泣きじゃくる彼女をわたしは抱きしめ
「大丈夫ですよ」
と、根拠のない慰めを言った。
モヘアのニットを着た華奢な肩は
たよりなくて愛おしく
むしろ彼女の方に心を揺さぶられる思いだった。

ーーーーーーー


以上、ここ最近の「脳内ストリップ」でございました。

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2006年12月 8日 (金)

エンターテイメント三昧

ここ数日毎夜毎夜エンターテイメント三昧であった。
もう腹一杯・・・
しばらく静かな夜を過ごしたい。

12/1(金)
前日、久しぶりに博多の友人から電話がかかった。
「うちの会社の友だちが宝塚のおっかけしよってね、
明日広島に行くとー!でな、一人急にいかれんように
なったとー!はなみ行かんとー!?」

は?明日!?
そりゃあ急なことで、広島で行く人探すのは
簡単ではあるまい。ここは一肌脱ぐとするか。
6500エンは痛いが友情に貸し付けておく。

当日、「片平なぎさ似の」その友人と
広島郵便貯金会館入り口で待ち合わせ。
友だちからは「すまんね!!」の手紙と銘菓ひよこが
託けられていた。

花組トップスター春野寿美礼さんファンのみなさまは
淡いピンク色のマフラーをお揃いで巻いていらっしゃる。
中には「スター!?」と見まがうばかりの巻き髪パンツスーツ
の麗装の方も。恐るべし宝塚。

2階席だがよく見える。そして開演。
「うたかたの、恋」。
お芝居が佳境を迎えると、周囲はすすり泣きに包まれる。
男装の麗人を見つつ、
「シリウスはこういうのには萌えないのだろうか」
などと考える。制服じゃん?

めくるめく華麗なレビューにくらくら。夢の世界じゃー。
そしてフィナーレ。すんごい羽飾りを背負って登場。
エラくなるほど羽飾りも大きくなるのは非常に分かり易い。

今日はツアー千秋楽で、スターたちの感極まった挨拶が続く。
終演時刻を大幅に過ぎても、熱いカーテンコールは止まず。
息子のお迎え時刻が迫るゆえそっと退場。

12/2(土)
斉藤和義 弾き語り 広島CLUBクワトロ

クワトロ5周年を記念しての広島再公演。
にしてツアー千秋楽。しかも弾き語り。見ずに死ねるか。

整理券番号は60番代。早い方と思われる。
開場時刻ギリギリに到着。列はすでに3階にまで伸びている。
番号順に並び今か今かと開場を待つ。
入ったら前の方にダッシュして・・・などと妄想。
しかしいつまでたっても開場しない。
結局のびに伸びて6:40過ぎ開場。
急いで入るとなんとイスが並べてある。
前から3列目ゲット。見上げると首が痛いじゃないか。
ずらっとギターが並び、オルガンが2台。
キャンドルのような灯りがぽつぽつと置かれている。

歓声とともに登場した斉藤氏は黒のライダーズジャケット。
ギターを抱いて歌いはじめて2曲目ですでに滝の汗。
「今日は曲、決めてないんスよ。なに演ろっかな〜・・・」
ウロウロとギターを迷って手に取り、考えて決める。
セットリストが決まってないライブ。自由だ。
曲についてもたくさん話してくれた。楽しそうだ。
リズムボックスを駆使したりして、後半は総立ち激高。
ピックははるか頭上を通過していった。チッ。
最後の曲は「俺たちのロックンロール」。
静かに静かに、歌ってくれた。ああ、次に行くんですね。
もう、ここにはないものを、探しにいくんですね。
ありがとうせっちゃん。よかったわ。
ということで帰宅しても心ここにあらずの夜。

12/3(日)
THE  ALFEE 広島郵便貯金ホール

友人の彼が好きで、友人も好きになり、各地を追っかけ、
布教用のCDをくれたりなんかして熱心に誘っていただいたので
モノは試しに行ってみた。
友人とその彼と、その彼が入信させた友人数名が集っている。
9列目、近いぜ。ホールは満席。
髪にシルバーのコサージュをつけた一群や、白いドレスを着た
人々がわいわいと期待に胸ふくらませている。
2階席には横断幕が!
「二度とないこの時、今、アルフィーと共に熱い夜を」的な
コピーが書かれている。前日は文言が違ったそうだ。
(友人は2日とも参戦)

興奮とともに3人が登場。メタルロック炸裂だ。
わー!ナマたかみーだ!!
キッラキラの衣装に羽飾りがついている。ゴージャス!
彼ら51さいとは思えない。。。わたしゃまだまだヒヨッコでス。
喜ばせ方のツボを心得た楽しいライブ。
エンターテイメントだなー。
各曲観客の振り付けがビシーッと見事にシンクロする。
分からぬわたしは適当に手拍子。
そして終演。
鳴り止まぬ乙女たちの黄色い「アンコールっ!!」
しばし経って、開場全体が拍手をし始めた。
・・・パンパンパン、パンパンパン、・・・
三々七拍子だー!
おつかれさまでした〜〜〜〜
会場拍手で一杯。2階席、まわり、お互いに手を振り合う。
なんだこの連帯感は!?
ロビーでは「じゃあ大阪で!」などと分かれている。
全国まわってるんだみんな・・・
感心しきりのビギナーであった。

12/5(火)
GANGA  ZUMBA 広島CLUBクアトロ

THE  BOOMの宮沢和史がソロで世界に武者修行に出かけ、
その先々で出会ったアーティストたちと結成したのがこのバンド。
日本、キューバ、ブラジル、アルゼンチンと国籍も多種多様の
総勢10名ものメンバーが狭いステージにひしめき合う。
その中に高野寛さんがいたので是非とも見たかったのだ。
ひっさびさに兄を誘ってこーの兄妹で花を贈る。
ステージはもうラテンの情熱バリバリで、煽る煽る。
はじめてMIYAの歌声を生で聴いたけど、やっぱり人を惹き付ける
力を持っていると実感。すごい。
それぞれがプロフェッショナルな音を出し、テンションがいや増して行く。
後半はもうダンスホール。床がゆれていた。
久々に頭カラッポ、踊り狂って楽しかったー!

久しぶりに会った高野くんは相変わらず、少年のように爽やかで
「一人だけ大学の講師みたいにギター弾いて」た。(兄談)
CD迷わず購入。
今日は満月。楽しかった。

ああ、すごい興奮が消化しきれず澱のように残る。
去ってしまった哀しさもよぎる。
何者でもない自分が惨めな気もする。
だけど、自分の気持ちに正直に、と
見て来た誰もがわたしに言う。
状況が変わるのを息を潜めて待ってるだけじゃダメさアゲていかなきゃ〜、と。

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