エンターテイメント三昧
ここ数日毎夜毎夜エンターテイメント三昧であった。
もう腹一杯・・・
しばらく静かな夜を過ごしたい。
12/1(金)
前日、久しぶりに博多の友人から電話がかかった。
「うちの会社の友だちが宝塚のおっかけしよってね、
明日広島に行くとー!でな、一人急にいかれんように
なったとー!はなみ行かんとー!?」
は?明日!?
そりゃあ急なことで、広島で行く人探すのは
簡単ではあるまい。ここは一肌脱ぐとするか。
6500エンは痛いが友情に貸し付けておく。
当日、「片平なぎさ似の」その友人と
広島郵便貯金会館入り口で待ち合わせ。
友だちからは「すまんね!!」の手紙と銘菓ひよこが
託けられていた。
花組トップスター春野寿美礼さんファンのみなさまは
淡いピンク色のマフラーをお揃いで巻いていらっしゃる。
中には「スター!?」と見まがうばかりの巻き髪パンツスーツ
の麗装の方も。恐るべし宝塚。
2階席だがよく見える。そして開演。
「うたかたの、恋」。
お芝居が佳境を迎えると、周囲はすすり泣きに包まれる。
男装の麗人を見つつ、
「シリウスはこういうのには萌えないのだろうか」
などと考える。制服じゃん?
めくるめく華麗なレビューにくらくら。夢の世界じゃー。
そしてフィナーレ。すんごい羽飾りを背負って登場。
エラくなるほど羽飾りも大きくなるのは非常に分かり易い。
今日はツアー千秋楽で、スターたちの感極まった挨拶が続く。
終演時刻を大幅に過ぎても、熱いカーテンコールは止まず。
息子のお迎え時刻が迫るゆえそっと退場。
12/2(土)
斉藤和義 弾き語り 広島CLUBクワトロ
クワトロ5周年を記念しての広島再公演。
にしてツアー千秋楽。しかも弾き語り。見ずに死ねるか。
整理券番号は60番代。早い方と思われる。
開場時刻ギリギリに到着。列はすでに3階にまで伸びている。
番号順に並び今か今かと開場を待つ。
入ったら前の方にダッシュして・・・などと妄想。
しかしいつまでたっても開場しない。
結局のびに伸びて6:40過ぎ開場。
急いで入るとなんとイスが並べてある。
前から3列目ゲット。見上げると首が痛いじゃないか。
ずらっとギターが並び、オルガンが2台。
キャンドルのような灯りがぽつぽつと置かれている。
歓声とともに登場した斉藤氏は黒のライダーズジャケット。
ギターを抱いて歌いはじめて2曲目ですでに滝の汗。
「今日は曲、決めてないんスよ。なに演ろっかな〜・・・」
ウロウロとギターを迷って手に取り、考えて決める。
セットリストが決まってないライブ。自由だ。
曲についてもたくさん話してくれた。楽しそうだ。
リズムボックスを駆使したりして、後半は総立ち激高。
ピックははるか頭上を通過していった。チッ。
最後の曲は「俺たちのロックンロール」。
静かに静かに、歌ってくれた。ああ、次に行くんですね。
もう、ここにはないものを、探しにいくんですね。
ありがとうせっちゃん。よかったわ。
ということで帰宅しても心ここにあらずの夜。
12/3(日)
THE ALFEE 広島郵便貯金ホール
友人の彼が好きで、友人も好きになり、各地を追っかけ、
布教用のCDをくれたりなんかして熱心に誘っていただいたので
モノは試しに行ってみた。
友人とその彼と、その彼が入信させた友人数名が集っている。
9列目、近いぜ。ホールは満席。
髪にシルバーのコサージュをつけた一群や、白いドレスを着た
人々がわいわいと期待に胸ふくらませている。
2階席には横断幕が!
「二度とないこの時、今、アルフィーと共に熱い夜を」的な
コピーが書かれている。前日は文言が違ったそうだ。
(友人は2日とも参戦)
興奮とともに3人が登場。メタルロック炸裂だ。
わー!ナマたかみーだ!!
キッラキラの衣装に羽飾りがついている。ゴージャス!
彼ら51さいとは思えない。。。わたしゃまだまだヒヨッコでス。
喜ばせ方のツボを心得た楽しいライブ。
エンターテイメントだなー。
各曲観客の振り付けがビシーッと見事にシンクロする。
分からぬわたしは適当に手拍子。
そして終演。
鳴り止まぬ乙女たちの黄色い「アンコールっ!!」
しばし経って、開場全体が拍手をし始めた。
・・・パンパンパン、パンパンパン、・・・
三々七拍子だー!
おつかれさまでした〜〜〜〜
会場拍手で一杯。2階席、まわり、お互いに手を振り合う。
なんだこの連帯感は!?
ロビーでは「じゃあ大阪で!」などと分かれている。
全国まわってるんだみんな・・・
感心しきりのビギナーであった。
12/5(火)
GANGA ZUMBA 広島CLUBクアトロ
THE BOOMの宮沢和史がソロで世界に武者修行に出かけ、
その先々で出会ったアーティストたちと結成したのがこのバンド。
日本、キューバ、ブラジル、アルゼンチンと国籍も多種多様の
総勢10名ものメンバーが狭いステージにひしめき合う。
その中に高野寛さんがいたので是非とも見たかったのだ。
ひっさびさに兄を誘ってこーの兄妹で花を贈る。
ステージはもうラテンの情熱バリバリで、煽る煽る。
はじめてMIYAの歌声を生で聴いたけど、やっぱり人を惹き付ける
力を持っていると実感。すごい。
それぞれがプロフェッショナルな音を出し、テンションがいや増して行く。
後半はもうダンスホール。床がゆれていた。
久々に頭カラッポ、踊り狂って楽しかったー!
久しぶりに会った高野くんは相変わらず、少年のように爽やかで
「一人だけ大学の講師みたいにギター弾いて」た。(兄談)
CD迷わず購入。
今日は満月。楽しかった。
ああ、すごい興奮が消化しきれず澱のように残る。
去ってしまった哀しさもよぎる。
何者でもない自分が惨めな気もする。
だけど、自分の気持ちに正直に、と
見て来た誰もがわたしに言う。
状況が変わるのを息を潜めて待ってるだけじゃダメさアゲていかなきゃ〜、と。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>男装の麗人を見つつ、
>「シリウスはこういうのには萌えないのだろうか」
宝塚は見に行くこともあるけど、自分が男装の麗人になるのがいいとしても萌えはしないねぇ。
やぱしね、どうしても女性ではあの男性のシャープさが出んな。
投稿: 尻臼 | 2006年12月20日 (水) 午後 12時26分