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2007年11月22日 (木)

ウタウタイタチノウタゲ

昨夜ライブに行って参りました。
ウタウタイタチノウタゲ@ユメバンチ 
広島クラブクアトロ

斉藤和義、Salyu、ハンバートハンバート、キセル、PhilHarmoUniQueという参加アーティスト。

5:45開演ということでギリギリだ、と滑り込んだら会場がらがら。
なんなんだ。
階段壁際でもたれて立って観る。
最初はPhilHarmoUniQueという若手男子バンド。
デビューしたばっかしなのだろうか。
もし息子があのベーシストだったら、などと妄想しつつ見る。

4、5曲やって終了。がんばってください。
ステージではセット換え。ドラムセットまではかしている。
その間10分くらい、MCなし、BGMのみ。客放置。
斉藤くんは最後だよな、この調子で最後までいくのか、だりーな、
なんかFMの人とか出てきてしゃべればいいのになどと心の中でぶつぶつ。

続いてSalyu。知らなかった。けどすごかった。
声が楽器だ。へたしたら凶器になるくらいの。
声にいろんな表情があって、ボリュームがあって、切なくなる。
かわいかったし。

次はハンバートハンバート。
男女二人。
彼女の声もすごい。硬くて冷たくてでも和ませるような。
なんといっても歌詞が。
一曲目の「大宴会」という曲
「うたえ、おどれ、きょうはそうしき、うたえ、おどれ、よるをかけて
あさになってみんなねむれば、ぼくはそっと、いくのさ」
この声とヴァイオリンと歌詞で、CD買おうと思った。
男の人の声も素敵だった。もっと聴きたかったなー。

で、がやがやとセット換え。
だんだん人も増えてきた。
社会人なら6時前スタートつーのも厳しいのだろう。
スーツ姿も増えてきた。
だりー
もう立ってらんねー
階段でしゃがみこむ。
ぬるいジンジャーエールをすする。

続いてキセル。兄弟ふたりバンド。
斉藤くんのバンドのサポートギターを兄の豪文くんがやってるので知ってはいたが、ちゃんと聴くのは初めて。
ほわんほわんほわんほわんほわんほわんほわん・・・・
曲が始まる。
いきなり無重力。
こりゃーーーーーすごい。
どこにもないものを見た感じ。
また歌詞がすごい。
追いつかない。
「真夏のように生きてた」きみの犬が死んだ朝、とか、
どこに向かうんだ?はぐらかされる。
その豪文くんの声もすごい。
やさしいのに和まない。
うわー、CD買おう。

やーいいもの見たなー。
会場も飲み込んでる。
ざわざわ
次で最後、斉藤くんだ。

「ヤフオクで2000エンくらいで落とした」リズムボックスが安定せず、スタッフが微調整するけど見切りスタート。
白の、自由の女神がデザインされた半袖Tシャツ、
髪長めふわふわ、ヒゲ、痩せててひょろひょろ足長ーという、
なんともこう、あーかっこいい。
厚いコートを着てる自分がいやだ。
・ベリーベリーストロング
・進めなまけもの
・ワッフルワンダフル
と弾き語り。

ここでキセルの兄がギターで参加して
・愛に来て
そしてなんと弟も加わって
・ベガ
キセルのカバー曲を、キセルそのものと3人で!!!
夢のようだー。
ふわんふわんふわんふわん
飛んでいくようで斉藤くんが歌うとしっかり斉藤くんの歌になる。

で、ひとりに戻って
・嫌いになれない
・かすみそう
と新しいアルバムの曲。ふむふむ。いいなー。

ほいで
・I♥ME
こ、この曲弾き語るか!
ごわんごわん言うリズムマシーンを大音響で鳴らし、
ギターかき鳴らして、これはこれで凄い。
そのまま
・歩いて帰ろう
これはしかしリズムマシーンの音が勝ちすぎて
ギターのメロディーが聞こえない。
斉藤くんも「あげて」の合図を送るもあんまり上がらず。

それにしても、ここまで長時間まったりしすぎた客は
なかなか盛り上がらず。
斉藤ファンと思われる前方の方々は狂喜乱舞だったが
全体おとなしかった。
ここで暗転。

アンコールで再登場
・歌うたいのバラッド

聴かせるねぇ・・・・
それにしても、毎回、歌がうまくなってる。
いやほらプロに上手くなってるなんて失礼な話しなんだけど、
同じ歌にしても、毎回、おおおおおと思う。

今回のアルバム「I♥ME」はすべての楽器を斉藤くんひとりでやった。
前、「ジレンマ」というアルバムもそうだったけど、あれから10年、
そのころ技術的にできなかったことが、「I♥ME」ではドラムで、ベースで、できる、できるからこうできる、という技ののびのびした歓びが詰まってるようだ。
歌もそうだ、ギターもそうだ。

テレビをにぎわすタレントは若くてかわいい子が多い。
旬を過ぎれば消えてゆく。
だから年をとっていく自分が悲しくもなる。
だけど斉藤くんは1993年、27歳でデビューした時から、ひたすらプロとして曲を作ってる。
3枚目のアルバムから、前よりすごい、これがベスト、と毎度毎度思う。
今年41歳、でもまだもっと上手くなると思う。
その事実に背中をどつかれる思いがする。
わたしもぼやぼやしてられない。淡々と、でも確実に上手くなりたい。

さて、終了して外に出ると、ロビーでキセル兄弟がTシャツを売っていた!!
しかしこの2人、ギターもってないとスタッフと区別つかない。
お客さんも特に気付いてるような気付かないような。
パスタ柄のTシャツがかわいかったので購入し、
「・・・握手してください」
あつかましさ満点だ。これも年の功。
「ソロで広島来てくださいね」
「あ、はい、ね。来るよね、たぶんね」
「あ、そうやね、近くこれると思うんで」
フツーの兄弟だった。
CD買いますね、新しいの。

斉藤くんは来年また3月に来る。
3月か、
わたしの勉強も一段落してるころか
上手になってられるかな。

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コメント

春なのに夜はまだ冷えます

3月はそんな季節かしら

いいな

年内にせっちゃん逢えて

せっちゃん、福岡にも

愛に来て


3月行きますね

投稿: MOM | 2007年11月25日 (日) 午後 10時43分

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