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2008年3月28日 (金)

さよなら

3月さよなら。


朝、NHKの「おかあさんといっしょ」を見ていたら、
歌のおにいさんおねえさんが、新しいおにいさんおねえさんに交代するという。
さよならーさよならーと歌っていた。

息子が生まれ、自分が見てたとき以来ぶりに「おかあさんといっしょ」を見て、息子もやがてああやって歌ったり踊ったりするんだろうかと思いながら見ていた。
あかちゃんだった息子も4さい、歌うわ踊るわ、もうすぐ年中さんだ。

ああ、お世話になりましたねぇ。しんみり朝食をとる。


保育園につれてくと、担任の先生が
「おかあさん、わたし、今日が最後なんです・・・」と。
ご結婚が決まり、お引っ越しされるんだそうだ。

息子が大好きだった、かわいい先生。
1年お世話様になりました。
先生が日々書いてくださる連絡ノートの言葉を読んで
息子の成長を知り、日中の息子を思っていました。

先生も、わたしも、廊下で泣けてきて
息子のお手拭きタオルで涙をぬぐっていた。


こうしてお別れを繰り返すのですね。

日差しはきらきらして
もう桜も咲くし、
だけど、年度代わりのこの時期は
いろんなものがさよならしていく。
新しい始まりがその次に待っているのだけど
どうしても、立ち止まってしまう。

いかないでーいかないでーと
泣きたいような春は毎年やって来る。

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2008年3月27日 (木)

お江戸withばーちゃんとちょび


母方の従兄弟がめでたく結婚の運びとなり、
結婚式に列席するためお江戸に行ってきました。

母と旅行するのは何年ぶり?独身の頃以来か。
しかも今回ちょび4さいと共に。2泊3日。
体力勝負だ。
(ということでお江戸在住の皆様方にはご連絡もせず失礼つかまつり)

式の前日、親戚一同が集まる「前夜祭」。
この習わし(?)はうちの兄の結婚式の時から始まり、
以来従兄弟が結婚する時は必ず前日に集まって騒ぐことになっている。
今回は新宿住友ビル55階!歴代最高層である。


朝8:40にタクシーで駅へ。リムジンに乗って空港へ。
しかし空港遠いぞ!不便すぎる!馬鹿にすんなよ〜♪
で、10:40発の飛行機に、生まれてはじめてのったちょび。
なんだか事情がよくわかってなかったが
離陸時には手に汗をびっしょり。ひたすら前をみつめて
窓の外は決して見ようとしなかった。こわかったのね。
しかし美人のスチュワーデスさんにおもちゃもらってご機嫌に。

「ついた〜とうきょ〜う!」
モノレール!JR!みどりの電車!あパトカー!!
乗り物王国にやつは大興奮。よかったのう。
しかし暴れるちょびの手をひっぱりでかいカートを引こずってえーとえーとと乗り継ぎを探し階段を上って降りて電車とホームの隙間に落ちないようにぶら下げてのっけて人と人との間合いがえらい近くてどかーんと懐に飛び込んでくる人をかき分けて進むのは大変疲れる。

いったん渋谷のホテルに荷物をおいて、新宿へ。
伊勢丹が見たいとのことだったので見に行く。
かねてより地下食品売り場が見たかったので行ってみる。
おおおおーーーー。これ近所にほしいなー。総菜買ってみたいなーーー。
ひとまずアンリ・ルルーのキャラメルだけ買う。
しかし土曜日、すんごい人、人、人。
ハハもちょびもたちまち人に疲れ、ティーサロンに行くも30分待ち。
無言でケーキを食べる。支払ってびっくり。広島の感覚のさらに倍。

前から思ってたことだけど、東京に美味しいもんがないのではなくてそれはものすごく美味しいものや店があるんだろうけど、知ってる人につれてってもらったりそこに狙いをさだめてものすごい行く気で行かないと巡り会えない。ま、それは東京じゃなくても住んでる街以外たいがいそうか。

さて力つきて、ともかく住友ビルに行こうということになりタクシーに飛び乗る。
集合時間にはあと1時間あるが、どっか座るとこがあるじゃろ、と展望ロビーへ。
やっとついた展望ロビーにはしかし、いすがなかった・・・
息子は寝てしまい、14キロを担いで歩く。たすけてーーー。
ベビーカーというかバギー持ってくるか悩んだんだよな。
もうたいていよく歩くし、邪魔だしな、でも夕方寝るんだよな。
やっぱり持ってくれば良かったと後悔する。
展望ロビーの珈琲スタンドの客用いすに倒れ込むように座り、動けなくなる。
ああ、日が沈む。
春霞の関東平野に林立するビル群を眺めながら眠る子を抱いていた。

やっと集合時間になったので、店へ。
息子も目をさまし、パワー充填完了、同い年世代の従兄弟たちと走り回って遊ぶ。
なつかしい親戚たちと話がはずむ。
55階にこだまする広島弁。孤独じゃないねえ、東京なのに。不思議な感覚。
明日も朝が早いから解散。

ほろ酔いで地下鉄乗り継いでホテルへ。
渋谷駅直結の便利な場所だが、渋谷にあふれる人の量には毎度圧倒される。
「明日の神話、渋谷誘致決定しました!」の横断幕。
連絡通路にどうとか言ってたので、たぶんここに展示されるんだろう。
その場所に立ってみて、強い違和感を覚えた。
あの絵を見て、人気のないハノーバー広場につれてくるのがいいことなのかどうなのか解らなくなってたが、ここはなんか違うと思った。
ここは通路だ。
人はなにも感じない。ただ通り過ぎる場所だ。
意味が違う。
まあでも結局わたしも傍観者だった。なにも言う資格はない。
シャワーを浴びて早々に眠る。


翌朝6時起き、支度して朝食をとり、タクシーで目黒雅叙園へ。
いい天気だ。目黒川沿いの桜がもう、ほころんでる。
なんだかすごい会場だ。竜宮城みたいだった。
日本庭園まるごとガラスのでっかい温室の中にあって、吹き抜けてて。

さて8時半から頭セットしてもらう。
くるくるパーマ頭を見て一筋縄ではいかないと思われたようで、ものすごくきっちりやってくれた。ちょっとモヒのような、なかなか迫力のある・・・これ以上迫力いらないんですけど・・
着付けも丁寧ですばらしい。ひもがきつい!がしかし「きものサロン」並に美しい着姿の仕上がりに驚愕。帯もなんだか変わり結びをしてくれた。綴れのやねこい帯なのに。

ドレスアップした子供たちもうきうきそわそわ、ハイテンションで走り回っている。
息子のヘアセットをオットから託されていたのだが、帰宅して写真を見せると
「詰めが甘い」と一蹴された。
ワックスで天パーの毛先を散らしていたのだが、1コ上の従兄弟のお兄ちゃんに「ちょびくん髪がくちゃくちゃよ!」と櫛でとかしつけられていた。

さて華燭の典はすばらしかった。
小学生くらいの印象のままだった従兄弟がこんなにしっかり、嫁さんもらうようになっちゃって・・・終止涙こぼれまくって飲みまくった。ほんとにおめでとう!

宴の後、さっそく着物を脱いで宅急便で広島に送る。
親戚と名残を惜しんで。でもまた秋に結婚予定の子がいるので楽しみ。

タクシーでホテルに戻る。もう、くたくた。
おなかもそんなにすいてなかったので、階下のレストラン街でピザをつまんでアイス食べて、あれ、けっこうまた食べてるねなどといいつつ。

部屋で。
服の消臭スプレーをシュッシュしたいのにかーちゃんにダメと言われて
「あ、おへやの空気がよごれとるよ」
「あ、おふとんにしゅっしゅしたらいいんじゃない?」
などといろいろ提案してくる。

「ちっちゃい脳みそで、どうやったら自分の思いが叶うか、
一生懸命考えてから」 と、母はちょびを眺めておもしろがる。

うっとおしいのうと思ってたけど、“ちっちゃい脳みそ”って言われるとなんか愛しくなって可笑しくなった。

最終日、今日は終日観光。朝ゆっくりめに起き、朝食をとってどこに行こうか考える。
かつてわたしが幼稚園のころ、父の転勤で3年だけ暮らした練馬の石神井に行ってみる?とも話したんだけど、いいよそんなにかわってないだろうし、と。いやいや、たぶんまるっきりかわってると思うけど、それを見たところで懐かしいより切なくなるだろう。

六本木、国立新美術館に行きたいとのことだったので、地下鉄で行ってみる。
あ、モディリアーニ展やってるよ、よかったねなどと言いつつ到着。土砂降りの美術館は人気がなくて、あれ???よく見てみたら開催は明後日からだった。
そりゃそうよねー、東京の美術展でこんなに人が少ないわけないよねと苦笑。
故黒川氏のすごいフォルムの建物だけ見学して後にする。

ひどい雨なのでタクシーを拾って東京タワーへ。
ちょびにとってデパートや美術館なんかちっとも楽しくない。
静かにしなさいじっとしてなさいと怒られてばっかりで。
だから、ちょびの喜ぶとこにつれて行きたいと母が言うので、じゃあ、と。
なんかタワー状のものを見たら「あ、きょうとうたわーだ!」というので
本物を見せてやろうと。

高校の修学旅行のときに一度来て、昼食の時の水のまずさだけ印象に残ってた。
東京に来てもみんなあんまり東京タワーなんて行かないよね。なんでかな。
そのころとあんまり変わらない土産物屋さんとかを横目に、展望室へ。
雨でかすんで景色はよく見えないけど、東京360度、日本一の大都会、
でもここにも人がたくさん棲んで暮らしてるんだなと
妙に当たり前のことが腑に落ちた。

階下が見える透明の床にちょびは怖がってそーっと足を出してはしゃいでる。
100円望遠鏡をのぞいたり、ジュース飲んだり。

で、かーちゃんは2階に行きたかった。「東京カレーラボ」があるから。
総合企画は小山薫堂。メニュー開発は「東京カリ〜番長」調理主任の水野仁輔、アートディレクションはgood design company水野学、インテリアデザインはワンダーウォール片山正通(敬称略)。こりゃ見ないとね。


食べてみたかったがカレーはちょっと的な雰囲気もあり(母)見ただけ。

土砂降りは止まずタワー1階のコンビニで500円もするビニール傘を買いタクシーに乗り込む。次は銀座〜。

銀座三越前で下車、三越地下で母はウエストのリーフパイが買いたかったらしい。
30年近く経っても、銀座はあんまり変わらないねという。そう?ブランドビル
こんなに建ってるけど?
ああ木村屋。なつかしい。なんて、母は楽しそう。
その当時、母はちょうど今の私くらい。私はちょうどちょびより1、2コ上くらい。
今でもやってるんだと思うけど、銀座は休日歩行者天国になって、車道を歩いてたの覚えている。屋台もでていて、「あんず飴」っていうのをいつも買ってもらっていた。
氷の上に、水飴を巻いた缶みかんとかすももとかが並んで冷やされていて、いつもみかんの飴を買ってもらっていた。甘い水飴がにゅーんと伸びて、みかんがすっぱくて。
広島じゃ見かけない、あんず飴。日曜日の象徴のような味だった。

あれから30年、母は老いた。
老眼鏡かけないと字が読めないのと、本来の無計画な性分で、どこに行きたいとかどうしようとかさっぱりどーでもいい。地下鉄の乗り継ぎもさっぱりわからない。
わたしがこうしよう、こっちだよと決めて動くのだが、それでほんとにいいのかな。
それは東京だからじゃなくて、いつもそうだ。
母は、いつでもどーでも、あなたがよければそれでいいという。
わたしは母のためにしてあげたいのに、なにが母を喜ばせるかわからない。
デパートで服やかばんを素敵ねと見ても、記念になにか買いなよと言っても結局買うのはちょびの服だったりリュックだったり。

銀座で行きたい場所がひとつだけあった。伊東屋。文房具屋さんだ。
この旅で一番ときめいた。
どんなハイブランドをのぞいても「へー」だったのに。
ボールペン、えんぴつ、ノート、速記者用シャーペンとか、
ちょびには色鉛筆。12色がいいという奴と72色買う気まんまんのかーちゃんとの押し問答の末24色のやつを購入。2万円近く使った。文具で。アホである。

母は、桜の柄の便せんと封筒を買った。自分のために買ったものは、後にも先にもそれだけだった。

歩き疲れたので、銀座千疋屋のフルーツパーラーへ。
あんまりフルーティーでなく。価格は銀座価格だった。

さて、母はちょびに聞く。「なにが食べたい?」
「んとねー、おすしーーーー!」
アホか!
しかし母はそうしましょうと、松屋というデパートに入っていく。
で、寿司屋へ。
さび抜きのにぎりをくるくる寿司のスピードでたいらげてゆくちょび。
母はにこにこしている。一番うれしそうな顔だった。


寿司食った!という満足感とともに爆睡。
デパートのカートを借りてはみだしそうな4才児をのっけてぶらぶらしたが、もう疲れてタクシー乗って浜松町、そして空港へ。
ツアーチケットなので早い便に変更出来ず、ビッグバードで時間をつぶす。

展望デッキは座り心地の悪い椅子しかない。心地よかったら一日中居座る人がいるからだろうか。
地下の洒落たカフェに入ろうとしたら、手に持ったジュースを見てあからさまに注意された。
ずいぶん前にジューススタンドで買った空カップで、ゴミなんですけど。
だから子連れは的な感情を察して、疲れもたまっててカチンときた。
目の前のゴミ箱に投げ捨て、店の隅の席に案内しようとする店員に
「けっこうです」と言い捨てて出てきた。大人げないけど、嫌だった。

パン屋のイートインコーナーに腰掛けて珈琲のみつつ、かわりばんこに散歩に出かける。
ばーちゃんとでかけた息子は、まんまと「ゴーオンジャーグッズ」をゲットしてほくほくしながら帰ってきた。また音が出るおもちゃだよ・・・勘弁して・・・

なんだかんだで出発時刻。ビジネスマンで満席の最終便で広島に戻ってきました。

空港にはオットが迎えにきてくれていた。
「あ!パパちゃん!!」
息子がとびついている。毎晩電話をかけては「パパちゃんさびしい?ぼくもさびしいのー」などと上手を言っていた調子のいい息子である。

車から見る夜空は澄んでいて、オリオン座が綺麗に見えた。
「楽しかったねえ」
「疲れた?」
「ううん。楽しかった」
母は楽しかったのだろうか。楽しかったんだろう。
だったらよかった。散財させました。ありがとう。

春のお江戸の、慌ただしい旅でした。


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2008年3月21日 (金)

斉藤和義ライブ@広島アステールプラザ

今帰宅しました。

こんなに、
泣くなんて
思ってもみなかった。

今日は、博多から斉藤愛同人(?)のMOMちゃんが来て
一緒にみたんだけど。
彼女はツアーの最初ころ博多でみて、中盤熊本ライブハウスでみて
終盤の広島で仕上げることに。

ネタばれ掲示板でセットリストはチラ見してたし
衣装についての意見もあれこれ知っていた

その衣装、
あえて言うまい
正直見た瞬間 「・・・・・どーしたの・・・」
だったけど、はっきりいってそんなもんどーだってよかった。
せっちゃんが何着てようと、どーだっていいのだった。

前から5列目、左寄り
マイクに通る前の
彼の肉声が
かすかに聞こえる距離だ。

「ドライブ」
これが灰になったら、今日はもう寝よう
この曲は
わたしのこころのやわらかなところに刺さった。
はらはらと
涙があふれてとまらなかった
気持ちのいい涙だった
乾いて砂埃のした心の窓を
洗い流すようだった。

「老人の歌」
「砂漠に赤い花」
「ジレンマ」

今日はMOM ちゃんが横にいてくれて
だいすき!オーラ炸裂だったのもあって
わたしも自分を解放してやった
くるくるパーマ頭を振り乱して
飛び跳ね
ステージに届けばいいと思い
両手をのばし続けた。
ぜんぶあふれた
それが、
伝染し

広島のこの会場は
グッドバイブレーションに包まれた。

最後、せっちゃんはハンドマイクで歌った。
ギターがないと落ち着かないはずなのに
ハンドマイクで、拳を握りしめて叫ぶように歌った。
そして
ステージから飛び降り
嵐のような客席を
ぐるーーーーーっと走り抜けて
ステージに戻った。

最後の曲。
「かすみそう」

のはずなのに

「きぶんがいいからもう一曲やります」

セットリストになかった
「空には星が綺麗」
を歌いだした。

汗だろうと思った。
しかし

なんだろう
この時間が過ぎてゆくのを
惜しむように
せっちゃんのほほが光って

ふるえるこころが会場にひろがった。

そして

「かすみそう」

スンッと
鼻をすする音をマイクがひろった

せっちゃん泣いている

音が
空気をふるわせ
私の鼓膜をふるわせ
心をふるわせ
会場中のひとを
ふるわせている

ありがとう

わたしはここで、生きていきます。
だけど
この瞬間の気持ちを裏切らないように
生きていきたい。
どうすべきか。

ただただ、いまできることを丁寧に
心を込めて夢中でやろう
それだけだ
と、何度も思った。

せっちゃん
何度も何年もライブを拝見してきましたが
あなたが泣いたのを
みたのははじめてです。

あなたは
どんどん進化している。
歌も、なにもかもすべて次をみせてくれる
すごいです。
ありがとう。

MOMちゃんと冨士子さんのお店へ。

うまい酒がしみます。
MOMちゃんの、劇的な話もすばらしかった。
あなたはほんとに、筋の通ったええ子です。

全部、ビューティフル。
完璧な夜でした。
ありがとう。

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2008年3月20日 (木)

なんでかーちゃんおこるんかな

家にいるときたいがいちょびと一緒だ。
そういうときはだいたい
用事が山積だ。

せんたく
かたづけ
飯支度

かーちゃんみてみてー
ねーかーちゃんあのねー
かーちゃんやちゅーしよーよー
かーちゃんかーろめくってよんがでたらとるやつしよー
かーちゃんみとってよー
かーちゃんしっこー

たいがい
「はいはい、なあに」
「へえ、すごいねー」
「あとでねー」
「これ終わったらやろうねー」
などと言いつつ、用事をがつがつこなしていく。

ずーーーーーーっと足下にからみついて
ずーーーーーーっとなんかしゃべってる
かまってほしいのはわかるが
かーちゃんがつくらんと飯にならんじゃろーがいや!!

そこで、手を止めて「んじゃちょっと遊ぼっか〜」
なんてやさしいかーちゃんでいれるときなんて極めてまれだ。

イライラのボルテージが上がり、
パーンとぶち切れるときが多い。

さっきも
そんなやりとりの挙げ句

「かーちゃんしっこー」
「んじゃ行ってきなさい」
「あ、んこかな、おしっこかな
 あ、もうでたよ〜なんちゃって〜」
などとトイレ前でふざけてぐずぐずしてるので

「うだうだ言わずにさっさと行ってきなさ〜〜〜〜い!!!!」
と雷をおとした。


と、

トイレにすわって用を足す息子の、
ため息まじりの声がぼそぼそ聞こえてくる。

なんでかーちゃんおこるんかな

かーちゃんいいひとなのに

なんでおこるんかな

きらいになろうかな

かーちゃんなんでおこったんかな

ちょびがきらいになったんかな

ちょびかなしいな

かーちゃんいいひとなのにな

かーちゃんな

かーちゃんなんでおこるんかな

かーちゃんいじわる




が、しばらくしたら今度は


ちえそおに〜さちそうな〜
つぼにがことしもぼくをまあってるぅ〜

とコブクロを熱唱していた。


またしばらーくして

「しっこがでーたーよ、ちょびです、よんさいです」
と自己申告があった。

やれやれよっこらしょ。

迎えにいくと
「かーちゃん、髪がくるくるなのになんでおこるん?」
と聞く。(またパーマかけた)

べつにぃー
といいながらパンツあげてやる。

「かーちゃんえらいね、がんばろうね」


・ ・・・励まされた。
・ ・・・すまんのう息子、やさしいかーちゃんになるよ・・・
などとしんみりしてると

「かーちゃんこれぜーんぶよんで〜」
と絵本を抱えられるだけごっそり持ってきた。

やつのほうがタフで何枚も上手である。

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2008年3月 6日 (木)

あるひのちょび

ちょび、節分で4さいになりました。
身長105センチ、体重14キロ
ずいぶん人らしくなってきました。
言うこともいっちょまえ
やることもいっちょまえ
保育園からびっくりするような作品を持ってかえったりして
ほえー、いつのまにこんなにできるようになったのかね
育つものですな。

朝も、ひとりで着替えます。
お気に入りの服もちゃんとある。

だが、そのセンスは ??で、
かーちゃんの意見と衝突する。
保育園の日はいいのだ
しかしここ一番のおでかけの日に限って
「え〜〜〜〜!?」ってチョイスをする。
かーちゃんが用意する前に、いそいそ取り出して着るもんだから
目を離しているうちに完成したコーディネートに愕然。
「・・・こっちのほうがかっこいいと思うけど」
がんとして着替えないし。
果たして丈の短いひざのぬけたジーンズに、小さめの色あせたトレーナーを着た息子と出かけることになる。

Photo

ヘアスタイリング中。

ワックスを両手にとって、わしわししてます。

Photo_2

なんか組み合わせてつくるブロックで、ベルトつくってた。
ポーズを決めるちょび。
「かめんらいだーきばのべるとかってーーーー」
って言ってたので、きっとそれだろう。
なんでも買えばいいってもんじゃないぞよ
創意工夫が大事であります。よしよし。

Photo_3


テレビがこわれました。

なので、修理してくれているちょび。

「テベビやさんになるんじゃ〜、ボク」
といいつつ、取り説を熱心に読み(読めないのに)
リモコンをいじっては直そうとしてくれています。


先日、テレビつけっぱなしで夕食の準備をしていたら
「かーちゃん!テベビがごちそうがないって!!」
「????」
画面が真っ黒で音だけ流れてる。

石油ストーブの給油ランプがつくたびに
「ストーブ、ごちそうがないって!!」
と教えてくれていたのでそうなったのだろう。

いやいや、テレビのごちそうは中国電力からたっぷりいただいてますので、これは壊れたということですな・・・・

結婚したときに買ったので7年。
地デジんときに買い替えりゃいいやと思ってたのだが。
ある日突然、こういうことになるのよね。

予想外の出費いたいなー。
テレビ台とかいいの見てたらきりがないし
なんとなくテレビない生活も慣れてきたし

なんとか直りませんかねぇ、テベビやさん。

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