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2008年4月11日 (金)

【脳内ストリップ】時間脅迫

最近夢あんまり見なかったのに、ここ数日毎日(毎朝)見る。

4/8
時間がない!P.M.9:30発の夜行寝台に乗らないといけない。
山手線で上野駅に。(石川さゆりか!?)
人の群れをかき分けて駅のホームを走る。
ああ、間に合いそう!珈琲が飲みたい。でも買ってる時間がない、もうホームに降りよう。
昭和っぽい、薄暗いホームに滑り込んできた列車に飛び乗る。
切符を見ると、先頭車両、2階。
列車の外階段を伝って2階へいくと、列車上部がテントになっていた。
ジーーーーーーッとチャックをあけて中へ。
見知らぬ人がもう、寝袋に潜り込んで寝ていた。
一番隅っこに横になる。
走り出した列車。すごい風圧でテントがばたついて眠れない。


その日、午前中に済むはずの打ち合わせが妙に長引き、どうも雲行きがあやしいハナシで抜ける訳にもいかず、P.M.1:30の約束に間に合わなかった。つか、打ち合わせをやっとおしまいにできたのがP.M.1:30だった。すみません1時間で行きます!と告げて車をぶっとばす。おなかがすいた、珈琲が飲みたいけどそんな時間はない。幸い道は空いていたが、高速道路でいつも以上に前の車が左車線へと流れていくのを見ながら、ああ、今事故ったら死ぬな、約束の時間に遅れるのと、死んじゃうのどっちが大変かな、死んじゃったらちょびはどうするのかな、葬式は大丈夫かななどと考えていた。
車を停めて走る、P.M.1:32にドアを開けて飛び込む。打ち合わせを終えてまた高速飛ばして帰る。保育園お迎えのリミットP.M.7:15に保育園に駆け込む。


4/10
そこは新しい家への帰り道。仕事帰り、その川沿いの道を歩いていた。
夜遅くまであいているペットショップがあった。
これでたろのエサは大丈夫だ。
家に帰ると誰もいなくて、おじいちゃんが革のかばんをつくっていた。
私にも作り方を教えてくれるという。
がま口型のかばんの口金部分の、ギャザーをよせる革のところが難しい。
ふと、そのかばんの中を見てみると、おじいちゃんの落款が押してあった。
あれ?もう押したの?できてから押せばいいのに、と言うとおじいちゃんは泣き出し、
「もしわしが死んだら、おまえがこれを完成させておばあさんにあげて欲しい」という。
おばあさんから、母へ、母から私へと使い続けて欲しいという。


いやいや、おばあちゃん、もう死んでるし。
つか、おじいちゃんあなたも死んでるし。
犬のたろも、死んでるし。 と思いながら目が覚めた。
死んでる者しか出ない夢。どうなの。
たろは、中学生のとき、親に無断でペットショップに電話をかけて注文し、やむなく我が家にやってきたシェルティーである。生後1年経たずに、家の前で車に轢かれたのが原因で死んだ。おじいちゃんは不思議な人で、今でも彼が何の仕事をしていたか知らない。長期間インドに行って当時珍しかった8ミリを撮ってきて上映会したり、骨董品を収集していたり、難しい歴史文献が倉庫いっぱいあったりした。小学生の夏休み、長野・白馬岳や北海道一周など、あちこちつれ回してくれた。だけどかばんをつくるところは見たことがない。


4/11
遠浅の美しい海が広がる南の島に、修学旅行で来ている。
といっても参加してる人はみんな知らない人たちだ。
知らないながらも、なんとなく一緒に泳いだりはしゃいだりしていた。
男子と女子は、ぱっかり分かれて遊んでいる。
今日が最終日で、もう帰国する日だ。P.M.3:00にはここを出発しないと飛行機に間に合わないと誰かが言っていた。
そろそろ帰る支度をしようかー。
仲良くなった女の子と、更衣室へ。
蒸し暑いけど、高い窓から日が射して、さらさらの白い砂はひんやりしていて気持ちがいい。
木のベンチに腰掛けて、裸でだらだらしていた。
濡れた水着をどうしよう、そのままトランクに仕舞うのいやだな、
なんて考えながらふと時計を見ると、P.M.3:30。
ええっ!なんで!?集合の合図とか、なかったよね!?
外に飛び出すと、もうだーれもいなかった。
置いていかれた・・・
団体旅行のツアーチケットなので、後の便には多分変えられない。
自腹で高額定価チケット買って帰るハメになるのか?
でもまだ間に合うかもしれない、とにかくタクシーで空港へ行こう、
と電話を探すが見つからない。誰もいない。一人も。
一緒にいた彼女は帰国をあきらめたようで、もう一度水着を着ようとしている。
いやいやいや、早く!誰か!タクシー呼んで!!!


ちびりそうになりながら目が覚めた。
あ。
今日は保育園、お散歩の日だ。お散歩だから明日早く来てくださいねと昨夜3人の先生方からかわるがわるクギをさされていた。うちはいつも朝が遅い。
起きろちょび!食べて!着替えて!化粧もそこそこに車ぶっ飛ばして保育園へ。みんなもう水筒をななめがけして帽子かぶって園庭に並んでいた。


どうしてこう、時間に脅迫されるのだろう。
なぜこうも時間に余裕を持って行動できないのだろう。
記憶はないけれどおそらく時間に関するトラウマがあるに違いない。
早めに行って待つことができない。それがいやで、時間を都合よく解釈して甘めに読んで、結果ギリギリになって死ぬほどあせる。夢の中でもやっぱりそうだ。これは死なないとなおらないのか?

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