« わたしは誰? | トップページ | いのち »

2008年11月 7日 (金)

指輪物語

このまえの祝日、家族で温品(馬木?)の森林公園に遊びに行った。

なんでも森林公園まつり、みたいなのが開催され、間伐材でベンチをつくったり、ドングリの森オーナー募集があったり、森林に親しもう的なイベントだった。

祝日ということもあって、けっこうな人出だった。駐車場待ちの渋滞もあったりして。

やっと駐車場につき、まつりの広場に行ってみた。

婦人会のみなさんが屋台でいろいろ販売してる。
はっきりしない天気で肌寒かったので、焼きそばとうどんと豚汁を買って食べる。
外で食べる汁物はうまいなー。
紙飛行機をつくって飛ばしたり、野球したり、
消防車が来てて乗せてもらえたり、
昆虫館がタダで入場できたり、
息子大喜び。けっこう盛りだくさんでよく遊んだ。

かーちゃんは初めて入った昆虫館に感動した。
ヘラクレスオオカブトムシやコーカサスオオカブトムシに触れたのもそうだが、
なんといっても蝶が。

てふてふてふ・・・

オオゴマダラとかリュウキュウアサギマダラとか、見たこともない大きな蝶がたくさんひらひらひらひら飛んでいる。花も咲き乱れ、ここは楽園。
入園料を払ってでも、この中で本でも読みながら一日過ごしたいと思った。

さて、さんざん遊んで一路六日市へ。

高速で小一時間、かきの木村に行く。道の駅ではちみつなど購入。
そして、「六日市温泉ゆらら」へ!
ここは源泉37度、ちょっと濁った優しい湯。
しかもそこにスパ(温泉プール)があるのだ。
時間が合えば北欧式のアロマサウナみたいのも体験できる。
入り口に産直市があり、おいしそうな野菜や豆腐なんかをいろいろ物色する。

水着に着替えてスパへ。泡がでたり水流が起こったり、ふやけるほど遊ぶ。
息子も浮き輪にしがみついて死ぬほど泳ぐ。
で、温泉につかってさっぱりして帰るのだ。
あとは帰って一杯やって寝るだけ。極楽。


さて翌日。

出かける前にいろいろと装着してて気がついた。

・・・指輪がない。

指輪、今3本している。
1本は自分で気に入って買った石の入ったもの。
もう1本は結婚指輪。
と、言ってもじつは「急ごしらえ間に合わせシルバー指輪」だ。

いやちゃんと買ってもらったんですよ、エンゲージリング。
ちっちゃなダイヤがぷちぷちと水玉に入った、かわいらしい指輪だった。
それ、結婚1ヶ月前のある夜、実家に侵入した泥棒に盗られたのだった。

会社から帰って、両親は親戚のところに行ってて留守で、
まだ夏の名残で暑くて、窓を網戸にしてて、リビングでテレビつけっぱなしでうたた寝してた。
両親が帰宅し、食事し、友人から電話があり、「あ、まって、スケジュール帳みてみるから」と自分の部屋に行く。あれ、カバンがない。チャリのかごの中かな?ない。
・・・・カバンどこやったっけ?会社に置いてきた?いやいやいや
自分の部屋(1F)にもう一度戻り、部屋の明かりをつけて身の毛がよだった。
フローリングの上に、土足の足跡がはっきりと、あった。

「ぎゃああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

帰ってきて自分の机の上に置いたはずのカバンが、ない、
机の上のジュエリーボックスが丸ごと、ない、
それとは別に、帰宅して大事に外してしまったエンゲージリングがケースごと、ない。

半狂乱でオットに電話した。
「結婚できない〜〜〜〜〜〜〜〜」

何事かと慌てふためいたオットが駆けつけた。家から飛び出す際に足をすべらせて大転倒したらしい。

すぐに警察が来て、カバンの中に入っていたもの、その値段、盗られた貴金属の種類などを細かく聞いた。しかし、
「いやー、寝ててよかったですね。気づいてたら刺されてたかもしれませんよ」。
ゾゾ〜〜〜〜〜

泣きながらクレジットカードを止め、再発行の手続きやらなんやらかんやら。
盗品はほぼ戻ってこないでしょうとのことだった。ガックシ。

盗られたのはうちの責任なので、同じ指輪をちゃんと買うからという父にオットが言った。
「いえ、それでは結婚指輪の意味がありません。すぐにとはいきませんが、必ずまた贈りますから」。
一堂感動。

あっというまに結婚式の日が近づき、指輪が間に合わない!リングの交換どうしよう!?ということであわてて間に合わせ指輪を買った。シルバーのへしゃげた輪っかの、シンプルなやつ。
写真に写ったその指輪はピカピカで、まるでプラチナのエンゲージリングだった。

時は流れ、暮らしが始まり、ふたりおんなじサイフで暮らしはじめると、そんな高額な指輪なんてもうどーでもよくなってきた。傷まみれでつや消しのシルバーの指輪もしっくり馴染んできたし。

そんな娘を不憫(?)に思ったか、母親が買ってくれた指輪が3本目の指輪なのだ。

二つの環が重なる、プラチナの、シンプルな指輪だ。

それが、どこにも見当たらないのだ。

必死に記憶を巻き戻す。
ゆららでアクセサリーを外した時には、そういえばもう無かった。
じゃあどこで?

あ!!!!

森林公園の駐車場待ちの渋滞に退屈して、指輪を外してハンドクリーム塗ったのだった。いい香りにうっとりしつつ、ぼけーっとマッサージしてたのだ。
で、駐車場について、外に出たとたん、膝の上から指輪がこぼれて
キンキーン
と鋭い音をたてたのだった。
とっさに2本ひろった。石のやつと、いんちきエンゲージリングだ。
でももう一本のことをすっかり忘れてたのだ。ああ

もう無いかもな

いやいや

あるとイメージしよう。
第二駐車場だから、平日はほとんど使われないはず。まだ落ちてるかも。
しーんと広い駐車場に、冷たく光る指輪がころがってるところを想像した。
山のひんやりした空気がにおうようだ。

電話で聞いてみると「届け出がありませんねー」とのこと。
やっぱり・・・

もう9年もずーっとしてるから、無意識だった。
落ちたのにひろってあげなかった。気持ちがはなれた瞬間、いなくなっちゃうもんなんだな。

なんてとってもブルーになっていたら、

「みつかりましたよ!」と電話がかかってきた!アメージング!!

ということで先ほどとりに行ってきました。
おかえり〜〜〜〜
「ほんと、よくありましたよねぇ。見つかるなんて、みんなびっくりしてましたよ」
ちょっとだけお菓子を託けて帰りました。ありがとうございました。

ということで、またわたしの指にはそういう3本の指輪がはまっているのであります。

|

« わたしは誰? | トップページ | いのち »

コメント

よかったね~!

ここまでの逸話をもつ指輪なんだから、大切にしなきゃね。

各言う私はもうエンゲージリングをしておりません・・・。
だってアレルギー体質なんですもん。
そもそも、指輪とは無縁の生活をしておりましたので、一時期はつけていたものの、すぐに外したりするから無くしそうになりましてね。
以来、嫁さんが管理してます。

投稿: ジロー | 2008年12月12日 (金) 午後 06時11分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 指輪物語:

« わたしは誰? | トップページ | いのち »