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2009年10月25日 (日)

だいすき


昨夜はなんか遅くまでがちゃがちゃと諸事を片付けていて遅くなった。

寝過ごして、息子に起こされた。オットはもう仕事に出かけていた。

「ねーかーちゃん起きて!お買い物ごっこするんでしょ!」

昨夜の約束をよく覚えている・・・はいはい

「あのねーちょび夢みたよ!じーちゃんでてきたよ」

そういって、布団にもぐりこんできながら話してくれた。

「あのねー、アニマルカード3つもっとってね、それであそぼうかなーと思いよったらね、ぴゅーっと飛んでってね、かーちゃんが、だいじにしんさいよって言ってね、そしたらじいちゃんがおってね、いっしょに手つないで走ってさがしに行ったんよ」

じいちゃんと一緒に、手つないで走って。

「そしたらね、けーさつがいっぱいおってね、たいほするーって言ったんじゃけど、すごーくはやく走ってね、じーちゃんと逃げたんよー」

という夢だった。



「そっか。じいちゃんもっとちょびと遊びたかったんだよ。じいちゃん病気で走れなかったから、夢の中でちょびと一緒に走ったんだじゃない」

そう自分で言いながらたまらなくなった。

父は、もし元気じゃったらちょびと釣りに行きたい、山に連れてってやりたいといつも言っていた。ちょびが大きくなる5年間は、父が衰えていく5年間だった。

父は夢の中で息子の手をひいて走った。

死ぬ前のやせ衰えた父ではなく、あの遺影のような、息子が生まれた頃の、まだ元気な笑顔が浮かんできた。

寝ぼけていたのもあって、息子を抱きしめて声を上げて泣いてしまった。

実家の仏壇の前に座って線香をあげるたびに、父はどこにいったのだろうと思っていた。

もう父はいないのだ。おとうさん死んじゃった。

子どものように泣く私を見てびっくりしたちょびは、リビングに走っていった。


しばらく荒ぶった気持ちを鎮めて、洗濯しなくちゃと起き上がった。

パジャマを脱いだり着替えたりしていると、リビングの板の間に腹這いになって絵を描いている息子がいた。

しばらくして、「かーちゃん!これ!」

といって、お手紙を渡してくれた。

らぶらぶはーとがいっぱい描いてあって、大好きなお鮨のシールでとめてある。

開いてみると、じーちゃん、パパちゃん、ちょび、と笑顔がならんでいて、かーちゃんを囲んでいた。

だいすき


かあちゃんへ かあちゃん ちょびと 

いつもあそんでくれて ありがと 

かあちゃんだいすきよ ちょびより

と書いてあった。

だいすき

ありがとう。

じいちゃんが、いいお顔で笑っている。

泣くんじゃないよと言っている。

また息子をぎゅっとして泣いた。

生きているうちにいっぱいいっしょに遊ぼうと思う。

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2009年10月19日 (月)

10周年

10周年
結婚10周年のサプラーイズ。鬼の目にも涙。

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2009年10月18日 (日)

鳥取砂丘

鳥取砂丘
すごい砂嵐。景色が白い。

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御輿軽トラ

御輿軽トラ
いまや御輿は担ぐものではなく乗るものらしい。岡山、奈義。

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2009年10月10日 (土)

運動会

今日は息子の運動会でした。
運動会日和、直射日光を遮るもののない運動場は灼熱でした。

はやいもので、保育園最後の運動会。
ああ、もう最後かぁ・・・
お母さんたちとしみじみ。

12月に就学時検診に来いというハガキが届いた。
ランドセルや学習机のDMが束になって届く。
ああ、小学生になる準備が始まるのであるなぁ・・・
なんとなく傷心。

今年もまたうちは母子家庭だ。
土日に開催される運動会、クリスマス会、父母会、オットは仕事のため出られない。
出られない人のために、毎回ビデオとカメラを首からぶら下げて、記録に必死で、なんかじっくり見たという気がしない。
両方のばあの相手もしなくてはいけない。

オットがビデオまわして、がんばれーって横で手を振って
そうやって子どもの運動会は見るもんだと思っていたのだが。
まあ、いい加減慣れたが。

息子は年長児らしくいろんな難易度の高い演目に出演した。
フラッグ、組み体操、なかなか張り切ってやっている。

障害物競走の中に、平行棒があった。
同じ高さの鉄棒が2本並べてあるその上を渡るのだ。
おそるおそる渡る子、立って渡る子、いろいろだ。
お、ちょびの番、がんばれ〜〜〜

と、なぜか息子は後ろ向きに平行棒にのぼった。

!?

そのまま後ろ向きに、そろそろと進み、くるっと振り向き様ジャンプした。

こう、立ち上がって進む子には「おお〜」という声が上がるのだが
ちょびのアクロバティックな様子に観客の間には声にならない「なぜ?」がこだましていた。
一体なぜ後ろを向いたのだおまえは。

あとから先生に
「あれはなんで後ろ向きにのぼったんでしょうか?」
ときくと
普段からみんないろんな渡り方に挑戦しているらしく
ああ、ちょびくんはああやるんだな、彼らしいなと思ったんですよ
とのことだった。

・・・変わり者?

ちょっと心配になる母であった。

で、親子参加種目というのがあって、なんと息子を背負って帽子とり競争をした。
20Kgを背負って逃げ惑うのだ。しかも2回戦もある。
初戦は逃げ延びたが、2回戦目は
「もう!!かーちゃんが遅いけえとられた!」
と息子に怒られた。
終了後景色が暗く見えた。
なんか生あくびがでてクラクラする。しみじみ衰えを感じる。

リレーでは、息子の俊足も及ばず、息子チームは負け、本気で泣きそうになっていた。
どんだけ勝負にこだわるのか。

無事終わった。なんかご褒美のお菓子とおもちゃをもらって帰った。
つないでつくるフラフープだった。

帰宅したオットにビデオを見せた。
ちょびの解説つき。
カメラに気を取られてフレームアウトしてたりする。
一人2つは無理です。

お父さんがいない子もいる。お母さんが病気で来られない子もいる。
うちはホントの母子家庭じゃない。
でもこの先ずっと、息子の行事はわたしが担当し、こうやって記録に必死になって疲れきって、だけどしっかり息子の活躍を見たという実感がないってのが続くのかと思うと憂鬱になった。

ビデオもカメラも捨てて、じっくりみてやりたかった。

ひとまず終わった。
次はクリスマスの学芸会だ。











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2009年10月 3日 (土)

お月見

お月見
in京都。
宇治白川の茶畑に、ぽっかり月がのぼった。
平等院そばでご馳走。生命力のみなぎる美しい茶畑を見せてもらい、もっともな茶をいただいた。
さてわたしにできるお返しは。相当なものを感じている。明日は満月だ。

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2009年10月 2日 (金)

たいやきやいた

たいやきやいた
私が焼いたわけではない。
最近たい焼きブームなのかあちこちに新店をみかける。今まで加計まで買いにいってたので嬉しいことだ。
はねまでパリパリっていうこのたい焼きは、テフロン加工のやきがたから生まれた。油馴れした汚い鉄板じゃないのだ今時のたい焼きは。道理でこざっぱりとした顔をしている。

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