乳がん子宮がん検診
極寒でしたね。
朝窓から見た遠くの山は東北かと思った。
そんな日にかぎって西条行き。昼の移動だったのでなんとかノーマルタイヤでも大丈夫だった。
そう、乳がん検診のためだけに大学に行った。
「はなみさんも受けられますからちゃんと受けてくださいね」とスタッフに声をかけてもらったので、じゃあ、と職場集団検診に参加したのだった。
乳がん検診は自腹で行っている。左胸の乳腺がしこるから気になるからだ。
八丁堀福屋の新本クリニックで定期的に検診しているが、マンモグラフィーは全然痛くないので、なぜ人はみな乳がん検診をいやがるのかわからなかった。
で、保健センターで問診票に記入し、まずは触診。誰のセレクトかしらないが、やけに陽気なクリスマスソングがががんかかる診察室へ。白髪の体躯のいいお医者さんがぶすっと座っていた。
「はい両手を後ろに組んで」
触診を受けながら先生の背後の本棚に「自分の心の中の怒り」という本を見つける。
続いて上着を一枚羽織って外の検診車へ。さぶっ!!!
マンモグラフィー、両方のおっぱいをそれぞれ左右・上下方向から挟んでレントゲンを撮る。
結論から言うと痛い。
なんであんなに押しつぶす必要があるのか!
いででででとさりげなくつぶやくが標本のようにはりつけられる。
今までのマンモグラフィーと機械が違うの?技師の腕?わからん。
続いて子宮頸がん検診。
ズボンとパンツを脱いで、かわいいギンガムチェックのスカートに履き替えて診察台へ。
それにしても産科のあの診察台は一体誰が考えたのか。
機能的なのかもしれないが非常に屈辱的である。
腹のところのカーテンで向こうは見えない。
寝た状態で足を大きく開き、左右の台に足をのせる。
まあこの体勢で出産もしたしべつに珍しくもないが慣れない。
自分が許したものでないものが体の中に入ってくるのはいやなものだ。
胸で手を組んでリラックスしろといわれても力が入る。
もし暴力的な行為、強姦なんかされたら、自分でもわからない、奥深くに眠る凶暴さに火がつくと思った。たぶん許さないしなにをするかわからない。
そういうスイッチには一生手をかけなくてすむように願う。
さて検査結果は約1ヶ月後。来年ですね。異常無しでありたいがいかに。
しかし自分の体なのに知らないところがいっぱいあるな。
食べたら勝手に消化してくれるし、メンテもしないのによく働く体だ。
あと何年駆動するのだろうか。
自分の体は自分の心の責任。静まる心と体で生きていきたい。
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