おたんや
〈ツイッターから採録〉
おたんやって謎語に出会う。広辞苑にはのってない。ググると中国新聞サイトがヒット。「おたんや」は浄土真宗・安芸門徒に守り継がれてきた習慣です。1月16日は親鸞聖人の命日で、肉や魚を食べないで精進するというものです。「おたんやの市止まり」と言って、昔は市場もお休みになっていました。
「逮夜(たいや)」とは亡くなられた人の命日の前夜のこと。親鸞聖人は、今の暦で1月16日に亡くなったので、毎月15日が「逮夜」。「大逮夜(おおたいや)」は、親鸞聖人の祥月命日の前夜。「おたんや」とは、「大逮夜(おおたいや)」が訛(なま)ったものといわれています。(要約してみた)
あれ、分かりにくい。毎月15日が「逮夜」、特別に1/16(祥月命日)は「大逮夜」と呼ぶ。大晦日とおんなじ理屈ですね。なるほど。
とあるお菓子展で「おたんやにいただく「煮込め」をイメージして・・・」という下りがあったのだ。ちなみに煮込めとは昆布や根菜や椎茸などをさいの目に切って炊いた筑前煮っぽいもの。実家では「八寸」と呼んでいたな。
八寸って、会席でいうと大皿(24cm)に2、3品酒の肴を盛ったものだと思うがなぜ小煮物が?たぶんでかい鉢皿でどーんと出してたからではないか。
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こうして見ると字数少ないといろいろはしょるな。
でもまあ、へぇーと思った骨子はこれで伝わるか。
どーでもよい他人の事情を刻々と眺める、風変わりなメディア。ムダ8割、でもたまーに「へぇー!」が飛び込んでくる。
能は拍手をしない芸能、なぜなら夢うつつに演目が始まり終わるものだから、というようなことも初めて知る。
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コメント
よくわかりました。
私はいとこ煮をイメージしていました。
いとこ煮は今ではお祝いの時などにいただく郷土料理ですが、
実家では盆や正月の祭事にいただいていました。
仏様にお供えした野菜を使っていたようです。
投稿: ichigo | 2009年12月14日 (月) 午後 05時59分
ichigoさま
郷土色でいろんな名称がありますね。根菜たっぷりのことこと煮た小煮物、小さい頃は苦手でしたがこの年になるとしみじみ食べたくなります。冷たくても旨いのよね。
投稿: はなみ | 2009年12月17日 (木) 午後 03時11分