嗚呼夏休み
いやー。夏ですよ。
もうわかったからというくらい猛暑ですよ。
車内の温度表示、40℃って。
子供のころ、絵日記に毎日書いた気温って、どんなに高くても33℃くらいだったような気がする。
今や体温並み、ヘタすりゃお熱ありますから。
という状況で、息子が夏休み入りした。
しかし、お仕事に夏休みはない。
むしろ、佳境に入りつつある。
ということで息子は引き続き毎日留守家庭こども会に通うのだ。
ということは、弁当がいるのだ。
T T
まず、ラジオ体操ね。初日は草むしりしてきたぜ。
6:30から清々しく体操をして1日が始まる。
・・・
しかし翌日から母起きられず、パパちゃんが連れて行くことに。
オットは寝不足でバテかけている。
その間に、弁当と朝食を作る。
「あのさぁ、おれねー、おべんとたべてもすぐおなかへるんよー」
という直訴が。
そうかー。もうお弁当箱小さくなったか。
このお弁当箱は、保育園に通いだしてはじめての遠足の時に買ったものだ。
そのころまだ離乳食というか、小さくコッキンして食べさせていた頃だ。
弁当って・・・自分で食べられるのか??
卵焼きを小さくサイコロのように切ってチキンライスの上に散らしたのだが、きれいに完食していて感動したのだった。
もう今やへたするとかーちゃんより食べるからな。
ということでハンズに弁当箱買いに行く。
ふたが保冷剤になってるのを発見。この時期暑いから、こうでもしないと心配です。
今朝はその「札幌市円山動物園のホッキョクグマ」柄のでかい弁当をぶらさげて行った。
それにしても、夏休みというのは善意の嵐で息苦しい。
お仕事を持たないお母さんは、学校に行かない子供と家にいたら煮詰まる。
なので、それはそれはいろんな施設団体が、これでもかとイベントを企画し親子を招く。
毎日学校から持ち帰るプリントの数は殺人的であった。
それの1枚1枚に目を通し、その場で処理しないとプリントの山で遭難する。
まあでも夏の思い出っちゅうやつを作ってやりたいし、できるだけよさそうなイベントには参加に丸して提出。スケジュール帳が、みるみる埋まって行く。
学校主宰行事として、まずサマースクールがあった。
いわば補講なのだが、しっかりおさらいすべしと参加させた。
初日はいっぱい○のついたプリントを持って帰ったが、翌日
「あのー、ちょびくんまだ来てないのですが」
ええーーっ!もう40分も前に家を出ましたけど!?
事故!?誘拐!?もうドキドキしながら留守家庭こども会に電話をすると
「あー、さっき、わすれてたーっていいながら出ましたよ」
・・・まだまだうっかり八兵衛なのであった。
そうそう、とうとう野球クラブに入りましたよ息子は。
チラシをもらってここに見学にいきたい!と直訴してたチームとは別の、クラスの友達が通ってるチームに見学に行き、その場で申し込みをしたのだった。
ユニフォーム代、保険代、月謝、なんだかんだと3万近く払った T T
先週ユニフォームをもらって、帽子だけかぶって参加した。
「おねがいします!!!」などと大きな声を出しながら走ったりノックを受けたりしている。
その晩、風呂からあがってさっそくユニフォームを着てみた。
もう、鼻の穴ふくらみっぱなし。
カメラを向けていいねーかっこいいねーというといくらでもポーズを決めるのでおもしろい。
ということで毎週クラブに連れて行かなくてはいけないので、その日は夕方早めの店じまいとなる。
仕事がはかどるわけがない。
いや、息子のせいにしてはいけない。
現にこうしてこんなもの書いてるヒマがあるなら山のように片付けなくてはいけない原稿を書くべきだとは重々承知している。わかっている。わかっているとも。
それにしても昨今の1年生の夏休みの宿題の多さはどうしたことか。
毎日の1行日記、復習プリント、算数と国語のドリル、朝顔の観察記録、絵日記3日分、はみがきカレンダー、読書感想文に課題研究。
わたしの頃こんなにあったっけ?
しかし息子は案外真面目なのだ。
初日からバリバリこなして、たぶんお盆までには済みそうだ。わたしとまるで違う。
小学生だったわたしの夏休み。
長かった。
朝7時ラジオ体操。
ふつう6:30からなのだが、うちの町内は7:00からだった。しかも録音。いつも同じ街(たしか枕崎)からお送りしています〜と言っていた。
帰宅して、「涼しいうちに勉強しなさい!」と言われてしぶしぶ机に向かう。
2階の自分の部屋はすでに暑いので、畳の居間の机につっぷして、扇風機の風にふかれていると昼だ。
そうめんか、お好み焼き、たいがいそんなものを食べて、台所の小さなテレビをだらだら見る。
徹子の部屋、愛の劇場、3時のあなた、気がつけば水戸黄門の再放送だ。
うたたねをする母の横で、暮しの手帖を拾い読みしたり、一緒にうとうとしたり。
夏の夕日が居間に斜めに差し込んで、金色の帯ができる。
デジタル時計が4:44、5:55、ぞろ目のときにお願いすると願いが叶うと思っていた。
1分間、時計に向かってお願いする。何を願っていたかは忘れた。
庭に水をまいて、台所からいいにおいがして、だんだん居間も暗くなる。本を読んでいると「目が悪くなるわよ!」と母が電気をつけていく。父が帰ってきて、晩ご飯を食べ、お風呂に入り、ニュースセンター9時を見ながらみんなでスイカを食べて、早々に2階に上がらされるが寝られず、そーっと降りてこっそり11pmを見ては怒られたりしていた。
学校のプールに行ったこともなければ、近所の友達とも遊ばなかった。
夏休みの宿題は最終日に泣きながらやった。
わたしの夏の思い出はそんなもんだ。
息子のはじめての夏休みは、ずいぶん違う。
あのダラダラした、小学生ならではのダメな毎日をやつは経験できない。
経験させてやりたいかというとそうでもない。わたしは二度と子供に戻りたくない。
息子の夏休みは、けっこう充実しそうな気がする。それでいいのだと思う。
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コメント
お~~そちらも夏休みイベント盛りだくさんですね~~~
仕事している母親にとっては、忙しさ倍増だけど…
うちはすでにバテ気味ですわ。
早く夏休み終わってほしい…
大きくなったちょびくんが想像できない~~~
ひさびさ会ってみたいね~
投稿: たまちゃん | 2010年7月23日 (金) 午後 09時28分
こんなに暇な夏は、初めてです。。。
忙しい人が眩しいです。。。
投稿: シリウス | 2010年7月24日 (土) 午前 10時22分
おう!たまちゃん!元気かえ。
わたしもバテて寝込みました。
母が寝込むと家庭が止まる。
気をつけてね。
ちょっとそろそろ会おうよ。
シリウスよ
ひまなのか。
波のまにまに命の花を〜〜〜っとね。
鉄に乗って遊びにいらっしゃいませ。
投稿: はなみ | 2010年7月27日 (火) 午後 07時43分