おとこちょび
あーこんな晴れた夕方は久しぶりだーと空を見上げたのが昨日。
さて、夏がいよいよだ。
□留守家庭こども会
共働き家庭の小学1年〜3年の子は、放課後「留守家庭こども会」に行って過ごす。
学校敷地内の、児童館内部にそれはある。
宿題をし、おやつを食べ、グランドで遊んだり、静養室で本を読んだり、毎週金曜は近所の方がボランティアで将棋を教えてくれたりする。
で、5時になったらみんなで帰宅。
あるいは、6時半までにお迎えに行く。
保育園にも大変お世話になったが、引き続き「留守家庭」には大変お世話になっている。
同じクラスの子9人くらいで留守家庭に行くので、楽しくてたまらんらしい。
しかし保育園と違うのは、いろいろと保護者の役割が多い事だ。
先日は「児童館フェスティバル」なるものに参加した。
それは、児童館の先生や児童たちが企画するお祭りで、留守家庭の親も手伝うのであった。
留守家庭の子だけでなく、一般の児童も多数参加した。
嵐の曲にあわせて一輪車で踊るチームあり、合唱あり、その後、スタンプカードを持っていろんなコーナーを回るのであるが、親はそのコーナーに来る子を相手する係なのである。
最初クーラーの効いた部屋で工作担当だったのに、「だれかおねがいしまーす」と呼ばれていった先が体育館の輪投げコーナー。
蒸し暑いところで、一人で、次から次からやってくる小学生にワを渡し、やった!おしい!などとにぎやかし、スタンプカードにハンコを押し、順番だから並んでねとか、この子が先だからね、さーがんばってとかそういうのを約2時間、やり続けたのであった。交代もなく。熱射病寸前。
そんなわたしのコーナーのそばに、扇風機があった。
その前に、見た顔の母親たちが涼んでいる。
・・・なんでてめーらは係がないんだよ、
とは言わなかったが、基本的に、ちゃんとやる人がソンをする仕組みである。
精魂尽き果てた母と手をつないで帰る息子は上機嫌だった。
「はい、かーちゃんのパン!」
そうだ、パンを注文してたんだ。食べるヒマなかったけど。
ビニール袋をのぞくと、おやつコーナーでもらったらしいチューチューがとけて水浸しになったカレーパンが見えた。
■警報のばか
留守家庭こども会は基本的になんらかの警報が発令されると休会となる。
なので、ここ数日、大雨警報が解除されず、休みだった。
授業が終わると、留守家庭の子たちは一旦みんな児童館に行く。
そこで待機してると、区から今日は休みであるというお達しが来るらしい。
そしたら、保護者にお迎え要請が発信されるのだ。
3時とか、仕事のゴールデンタイムですから(泣)
預け先なんか急にないですから(号泣)
迎えに行くと、校門前にタクシーが何台も停まってる。
会社の制服姿のおかあさんも見える。
すれ違った知り合いと「大変じゃね」「もういや」と苦笑する。
結局ばーちゃんちに連れてったり、自宅に連れ帰ったり、数日予定がたたなくてほんとに困った。
雨が降っても槍が降っても預かってくれてた保育園はよかったな・・・
ということで、梅雨明けを祈る&台風とかきたらどうしようなどと、天気に一喜一憂する働く母たちであった。
□おとこらしい息子
ここのとこ、言葉遣いが劇的におとこらしくなっている。
なんといっても
「おれねー、」という
いままでは「ちょびねー」だったのに。
しかもその「おれ」は、あの、クレヨンしんちゃんの「オラ」と同じイントネーションなのだ。
おかしいじゃろそれ、「れ」にアクセントじゃろ普通。
と思っていたら、どうやら友人たちがみな、同じアクセントで「おれね〜」と話しているのであった。流行ってるのか?
そして、「リラックマ」の水筒はおんなのこらしいから嫌だと言い出した。
選ぶきじゅんは「おとこらしい」かどうか。
先日はスーパーで「おとこらしい」水中メガネを見つけてどうしてもいるのだと訴求した。
「このまえぷーるでたからさがししたんよ。せんせいがなげてー、みんなもぐるんよ。で、おれもー、がんばってもぐってー、めをあけたんじゃけどー、くもってみえんのよ。すいちゅうめがねかけとるともだちはー、みんなはやいんよ。じゃけ」
とのこと。
水泳の道具の「もちもの」のところに水中メガネとあったのだが、小学校のプールで使わんじゃろと思っていたので、半分以上の子がしてると聞いてびっくりした。
ということでまんまと買ってもらったちょびは、日々ゴーグルつけて風呂に入っている。
■なぐっていいか
ここんとこちょびの態度にいらっとすることが増えてきた。
宿題をみていても、わからない問題に遭遇すると、とたんにやる気をなくし投げやりな字になる。
てつだってーと声をかけても返事もしない。
重い腰をあげて米をとぎはじめたが、ばーんといいかげんにあつかってざらざら〜と米をこぼした。
ので、かーちゃん落雷。
泣いてゴメンナサイ・・・とかなら許しもするが
「ふん!!わかったよ!!」
ということでかーちゃん再び切れる。
が、殴りはしなかった。
殴るのは、ウソついたときにとっておこうと。拳をにぎりしめ。
にじんだ涙をげんこつで拭きながら、こっちをにらみ続けるちょびを見てたら、怒るって難しいとしみじみ思う。
□あ、
かーちゃんだいすき、でも、怒るからキライ。なのだそうだ。
あーそーですか。
だっこすることも減った。(22kgもあるので)
スリスリしてくることも減った。
夜もひとりで、すたすた寝にいくようになった。
楽なような、さみしいような。
今朝、モタモタしていて支度ができてないのに、となりのお兄ちゃんが玄関のチャイムを鳴らした。
もう!!なにしてんの!!急げ!!
と猛烈にパジャマを脱がし制服を着せボタンをとめていると
「あ!!!」
なにっ!?
「きょうかーちゃんのたんじょうび・・・」
あー
おぼえてたんだね。
い、いいから早く!!!!!いってらっしゃい!!!
ちょっとうれしかったです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント