最近飲みに行ってないなぁ

　最近、飲みに行ってないなぁ。

　いや、酒が飲みたいわけじゃない。
　酒なら家で飲んでいる。

　いつからか、出不精になってる自分がいる。

　子供がいると、飲みに行く生活とは縁がうすくなるなぁ。

　いや、行ってないわけでもない。
　行くときは行くし、限界まで飲む。

　でも、朝0655とともに目覚め、学校に送り出し、仕事して、息子帰ってきて、宿題見たり遊んだり、ご飯つくったり、食べたり、ごろごろしたり、息子を寝かしつけると同時くらいに一日が終了する。ZZZ・・・

　そういう業務を放棄して出かける段取りがしんどい。
　まずはオットが帰るまでどちらかのばあちゃんに見てもらっとくとか、晩ご飯を準備して行くとか。

　でまた、今小学一年生の息子が、巣立つ前のスズメみたいでかわいい。見ていたい。撫でてたい。よしよししたい。
　ああ、もうすぐ手もつないでくれなくなるんだ、だっこなんかもう一生できない
　
　老人になっても飲みにはいけるが、息子がかわいい旬は案外短いぞ、そう思うと、どうしてもそっちに時間を割いてしまう。

　先日、ひさびさに保育園のときの親子飲み会があった。

　ここの保護者連がまたプロの飲み手だし、子らは子らでほっとけば楽しく遊ぶので、個室で他人に迷惑さえかけなければ大変ストレスなく非常に楽しい飲み会なのだ。
　２次会はカラオケに行きスパークするが、「子連れは１１時まで」と釘をさされ退散。はー楽しかった。

　
　そんなおり、斎藤和義のファンクラブ会報が届いたので読んだ。
　この夏はいろんな野外フェスに参加したのね。セットストックにも来ていた。

　で、出番が終わると飲むわけだ。
　楽屋袖で久しぶりに会った音楽仲間たちと。ひたすら飲んで、打ち上げで飲んで、明け方を迎えるのだ。

　あー楽しいだろうなぁ。

　トータス松本氏と博多で飲んで、今度やる「フラカン和義のロックンロール400万ボルト」に出てよ、どうせならウルフルズの曲もやってよと話したそうだ。
　活動休止中のバンドの曲を歌うことに迷いがあったトータス氏に「自分のつくった曲でもあるし、曲の方からしたらどうして歌ってくれないの？って思っているであろう」と言うようなことを酔いにまかせてへべれけで話したのだと。

　これが飲みの醍醐味だ。

　音楽が好きな者同士が、若干の酒の力もかりて胸を開いておもしろがって、酔いが冷めたら実現させて行けるんだ。

　いいなぁ。

　酒の席で夢中で話したいことはなに？誰と？

　いま、それがないから飲みに行ってないのだと知る。

　ああ、べろんべろんになりながらアホみたいな話しで朝まで騒ぎたい。