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2013年5月25日 (土)

話し合った親子

この4月から塾に通いはじめた小学4年。
通わせて初めて、塾の新学期は3月からだったことを知る。
1ヶ月遅れで合流し、学校の授業とは月とスッポンの内容についていっている。

昨晩、はじめての模試の成績を持って帰ってきた。
学校ではそこそこ、と思っていただけに驚愕の成績だった。
息子も自分ではできたつもりでいたようでがっくし、
無言で早寝した。

いらいら、腹も立つ、不安、めんどくさい
酒で流してわたしも寝た。

4年生ともなると、因果を含んで話せばわかる、と過日ある方に教えていただいたので、ここはひとつ冷静に話そうと、朝起きて決めた。

着替えて、湯を沸かして、まあ座れと。
きたか説教と覚悟して息子もうなだれて座る。

大好きな、旨い、残り少ないお茶を淹れる。
心を鎮めるための特別茶だ。

まあ、どうぞ、と。

自分も茶をすする。 はー、うまい。

あのさ、
大人だってさ、
かーちゃんだって、勉強してるんです。
勉強、しなくても怒られないけどさ、
どんどん年をとるじゃない、
そしたら、どんどん退化していって
誰の役にもたたなくなるんだよ。
だから、本を読んだり、調べたり、考えたり、
大人の勉強は、だーれも教えてくれない勉強なんだよ。

小学生の勉強はね、それはたぶん、中学生とか、高校くらいまでそうなんだけど、
で、大学生の勉強はまたちょっと違うんだけど、
覚えてしまえば、できるようになれば、
あたりまえに、できてしまう勉強なの。
だから、できてしまうようになりさえすればいいの。
足し算とか、九九とか、
もうすらすらできるでしょ?
1年2年の漢字は、もうぱっと書けるでしょ?
身に付いたことは、あたりまえにわかるんだよ。
そのとき、わからないことを、そのままにしないで
先生でも、かーちゃんでも、
聞いてわかりさえすればいい。
漢字は、まあ、イチノメハは頁とかさ、口で言ったりしてさ、
とにかく出会った漢字は覚えてしまう。

悩んだり、しんどがったりするヒマがあれば、
やってしまえばいいんだから。

勉強できないのが駄目人間とか馬鹿とか、
そういうのはまた別の話しで、
ただ、勉強は身につけてしまえばできる。
それだけの話しなんだよ。
勉強ができるから賢いってわけでもないしね。


そう話していると、
説教嫌だなみたいな表情がだんだん
ああそうか、みたいな顔になった。

「わかった。」

うん。まあ、お茶でもどうぞ。


「宿題やるわ」

今までため息をつきながら30分40分かかってやってた漢字ドリル、
1問書くタイムを計るとだいたい30秒、20問で10分。
「え!たった10分?なーんだ!」
実際やって見ると15分かかったけど、
たった15分でやってしまえる分量だとわかった。
「ドラえもんの1話分じゃん!楽勝〜」

模試の間違い直しもした。
今はもうわかる問題、うっかりミスの問題、

『ここに23きゃくの長椅子があります。1きゃくに4人ずつ座ると、3人しか座らない長椅子が1脚できます。生徒は何人いるでしょう』
これ、どう考えた?

「えっとー、ひとクラスだいたい30人でふたクラスだから60人くらい?」

!!!! 計算しろや!!!

怒りがなんだかへんてこな感じで、爆笑にかわるじゃないか。


伴走は、ほんとにつかれる。


おっぱい、ねんね、まんま食べさせて、お風呂いれて
ずっと手がかかって、目が離せなくて
そういう時期をやっと抜けた!
やっとなんでもひとりでできるようになった!
わーい!

そう思っていたが大間違いだった。

ほっとくと、コロコロコミックしか読まない小学男児になっていた。

勉強を自分でがんばる、そういう実力がつくまでは伴走がいるんだな。
見てやらないとだめなんだ。

かーちゃんは、自分の悪あがきで精一杯、日々の暮しでいっぱいいっぱい、
息子がおろそかになっていた。

「ババアこっち見んな!」と言われるまであと数年、
今しかない、優先して、時間を割り当てて、
見てやらないと。


買い物に行く道すがら、とぼとぼ歩きながらいろいろ話した。

あのさあ、
勉強ってさぁ、
ほんとたいへんだよね。

「うん、かーちゃんも、がんばってね。」

うん。がんばるよ。

そんな1日だった。

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