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2014年11月30日 (日)

今をよくするには

斉藤和義ライブに行ってきた。
@ブルーライブ広島 海のそばのライブ会場。

整理券番号がすでに579とかだったので戦意喪失、1階の後ろのほうで見た。
あんまり見えなかった。

9枚目のアルバム「NOWHERE LAND」からの曲ばっかりやった。
「お腹壊して入院したりして、このアルバムのツアーやってなかったから」
ちょうど12年も前の時期だ。

ドラマーがチャーリー・ドレイトンだから、というのもあるけど、
なんか、成仏してない思いを晴らしたかったかのようだ。

いい曲がいっぱいあって、聴きたかった曲があって、よかった。

「歌うたいのバラッドだけじゃないんだぜ、裏斉藤和義というか、こっちがむしろほんとうの斉藤和義で」と言っていた。

ギターが歌っていた。すごい気持ちよく歌っていた。

アンコールで新曲をやった。タイトルはよく聞こえなかった。

これが、よくなかった。
聞いたことがあるような曲だった。歌詞も、聞かなければ良かった。

そのあと、奥田民生がゲストでベースを弾いていて盛り上がりに盛り上がり、
「幸福な朝食 退屈な夕食」に突入。
クオリティの高さに鳥肌がたった。

新曲のつまんなさが際立った。


すごくヒットして、いっぱい露出して、タイアップ曲もいっぱい書いて
「昔の方がよかった」なんていうのは簡単だ。
それでも斉藤くんの今が最新だから、新しいアルバムが常にベストアルバムだと思ってきた。
わたしだけの斉藤君が、売れてしまってつまんないというファン心理もわかる。
だけど、ご本人は、変わっていきつつも気にせず、ひょうひょうと
斉藤和義がおもしろいと思うものを、大人の手段で表現していると思ってきた。

だけど

あの新曲は、聞きたくなかったな。

汗だくになって、会場は盛り上がって、熱気に包まれて、大成功
のようなライブだった。

にこにこと、手をふりながらステージをおりた。

ほんとうは、本人がいちばんわかっていてつらいのではないか。


今夜は奥田民生と飲みにいくんであろう。楽しいお酒になるんだろう。

斉藤くんには、死ぬまでギターを弾いててほしい。
ナツメロだけでなく、できれば、そのときの曲が「いいなー」と思うものであってほしい。

言うだけは簡単だからな。
斉藤くん、しんどいのかな。心配です。

これからよくなるには
今をよくするには
「昔の曲はよかった」と言わせないためには

どうしたらいいんでしょうね。

それはつまり、私たちにもおなじことが言える。

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