« 2014年11月 | トップページ | 2016年3月 »

2015年7月 1日 (水)

最後の夏だ

 7月朔日
 今年はじめての蝉の声を聞いた。

 あー
 夏がいよいよ始まるんだな。

 息子小学生最後の夏。
 「かーちゅわーん」と甘えてきて一緒に並んで歩ける(ほぼ)最後の夏なんだな。

 保育園から小学生になったころは、仕事で忙しくて
 ろくな仕事でもなかったのに忙殺されて
 ちゃんとかまってやれなかった。

 夏休み、留守家庭子ども会に毎日通わせるのと、毎日お弁当がいるのに参って、ある年から一緒に過ごせるようにした。

 仕事もいろいろ手放した。
 さっぱりしたけど収入も減った。

 昼飯は毎日麺類のローテーションで
 そーめん冷麺そーめんそーめん
 
 うんざりするほど長い夏休み

 8歳の夏休みはもう二度とない
 9歳の夏休みももう戻らない
 10歳の夏休みはあったはずなのによく覚えていない
 さて今年11歳の夏休み
 親と過ごす(きっと)最後の夏なんだろう。

 長いようで、気がついたら秋になってるんだろうな。
 人生って
 猛スピードで過ぎ去っていく。

 今日の日も、二度とない。

 そう考えたら、涙でてきた。


 幼稚園帰りの親子連れが立ち話してる。
 ちっちゃくてだっこできた頃ははるかかなた。
 
 じゃあ、今の息子との日々もはるかかなたと思い出す日が来るわけで
 今を抱きしめて離したくないけど
 するりと脇をすり抜けて季節はすぎていくのです。

 今日学校から帰ってきたら
 できるだけ笑って話をしよう。
 がみがみ言うまい。
 ねちねち責めるのはやめたい。

 やつの将来を期待して、やつのためだと思うからこその
 ガミガミやネチネチなんだが
 そんな思い出はいらん
 笑って愛しい時間を過ごしていたなと思いたい。
 後悔したくない。

 自分の中で作り上げた、ほんで他所の子と比べてでっちあげた
 りっぱな小学生像を押し付けるのはやめよう。

 いまはやつはまだほんとに子供で、幼くて、甘えてて
 だからいろいろ何事も本気になれていないけど
 きっと
 パーンと手を振りほどいて
 後ろも見ずにどっかに行ってしまう。

 だからいまは、心配しないで楽しくしていたい。

 と言い聞かす。
 なみだでる。

 よその優秀なおかあさんみたいにきちんとしてやれなくてごめん。
 それをおまえのせいにしてごめん。

 こんな母だし家庭だから
 どうしてもアウトローな暮らしになりますし
 それがいいのかどうなのか
 自分のことじゃないから判断つかないんだけど
 仕方がないので
 せめて笑って仲良く、うまいものを食べて暮らそう。

 もうしばらく、そうしよう。
 今年の夏は、うんと一緒にいたい。

| | コメント (1)

« 2014年11月 | トップページ | 2016年3月 »