2013年1月20日 (日)

話す温泉 ♨ 新春占い茶!

Yuatari_2

またまたやりますよ! 温泉茶!

「話す温泉」ってなに?

 知ってる人も知らない人も集う気持ちのいい場所って
 温泉場なんじゃないかと。

 茶碗から立ちのぼる湯気をぼーっと眺めて
 ひとくち飲めば、

 ふは〜〜〜・・・   

 いろんな話しがこんこんと湧いて源泉かけ流し。
 身も心もいつのまにかぽっかぽか。

 自分の思ったことを話すこと、
 誰かがふと話したことを聞くこと、
 とっても豊かなものが湧いてあふれるんじゃないかと思います。

さて今回は、今年の行方を占う《新春占い茶》!!
とっても縁起のいいお茶会となっております。
失せ物も、座って飲めばきっと見つかる!大吉カモン!!
ぜひお気軽にいらしてくださいねー。

◎ 日時:平成二十五年二月二日(土)
◎ 場所:GENERAL STORE 84
◎ 時間:①12:00〜 ②13:00〜 ③14:00〜 ④15:00〜
      ⑤16:00〜 ⑥17:00〜 ⑦18:00〜(各席約四十五分)
◎ お茶:中国のお茶二種、ちいさなお菓子(おみくじ付き)
◎ 席料:八百四十円(税込)
◎ 申込:とくになし。始まる時間にお越しください
   一席五名様。先着順ご了承くださいませ

いい湯沸かしてお待ちしております。

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2011年6月23日 (木)

七夕温泉 ♨ お茶に願いを 開催

 旨い茶を飲みながら、こんこんと湧いて流れるムダ話しを楽しむイベント、「話す温泉 ♨ いい茶だな」、またやりますよ。

 夏の初めを楽しむ茶会にしたいと思っています。
 そのタイトルも「七夕温泉 ♨ お茶に願いを」。
 場所は、ついつい手が伸びるおいしいものいっぱい並んでる、暮らしの雑貨と食材の店84ハチヨンさんにて。

 Img_2586


 今回は、冷たい煎茶を味わっていただこうと思っています。それと、中国茶と。

 七夕ですからね、「お茶に願いを」。そう、あなたの願い事はなんですか?

 例えば神社で絵馬を書くとき。七夕の短冊を書くとき。
 姿の見えない天上に向かって「叶いますように」と願うそれは、どういうものなんでしょうね。

 願いが叶う瞬間って、あるのかな、それはどういう時なのか。

 なーんて考えています。


 織姫、彦星のみなさま、広島市中区袋町の天の川、84さんでお待ちしておりますね。

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2011年5月20日 (金)

話す温泉♨ in 尾道!!!

 こちらではお知らせしそびるとこでした。
 話す温泉♨、またやりますよー。

 スナリ「話す温泉♨いい茶だな」、なんと今度は尾道で開催です。

 それも、尾道の老舗銘茶店 「今川玉香園茶舗」さんにて。

 そう、今川玉香園茶舗さんには立派な土蔵があり、春と秋に蔵開きをされ、期間限定の日本茶カフェとなるのです。
 春には新茶、秋には蔵で寝かせた蔵出し茶。
 これはうまい、いやこっちがすごいと、ああだこうだいいながらお茶をいただくのが毎シーズンの楽しみなのです。

 前回、84さんにて開催した「話す温泉」に今川玉香園茶舗のご主人がいらしてくださいました。

 ふらっと入ってこられて、あらどっかでお目にかかった・・・
 あ〜〜〜〜!!!!今川さん!!!
 冷や汗吹き出ます。お茶屋さんに茶を淹れて飲ますなんざ、釈迦に説法もいいとこです。

 しかし今川さんはさすが大人でいらっしゃる、にこにこと楽しまれて帰られました。


 数日後、
 「今度うちの新茶カフェで話す温泉、しませんか」とメールをいただいたのでした。

 もうほんと、いやはや、汗が滝のよう。

 だって尾道の文化を担う老舗茶舗、そこにいらっしゃるお客様もどえらい舌の肥えた方々。
 その店先をお借りして、「話す温泉」・・・大丈夫なのか???

 ええい!!千光寺の舞台から飛び降りるつもりでやらせていただくことにしました。

 今回は中国茶はなしです。
 今川さん厳選の「最高の新茶」から、スナリが気に入った2種類を淹れて差し上げる趣向です。
 今川さんのところのお茶はほんとにうまい。誰がどう淹れたって相当うまい。
 だからなんとかなるだろう・・・なるのか?

 飲み比べは蔵の中でしっかり楽しんでいただいて、ちょっと帰りがけに一席、茶飲み話でもしていってくださいませ。

Img_2409

「おまけ企画!」
 そう!おまけだから!

 しかしこのハガキ見た方は「・・・話す温泉♨いい茶だな?なんのこっちゃ」と思われるだろうな。
 ええまあ、お時間あればちょっと一服・・・身も心もあったまっていただければと・・・
 ・・・暑苦しいって!? さわやかさを心がけます!勘弁して!!

 5/22(日)だいたい11時くらいから、日没くらいまで、今川さんの店先に座っています。
 (雨の場合、奥座敷にて)

 みなさま、尾道ぶらぶら、いらしてね。

追記。

 うおう。尾道今川さんよりメール。
 お出しするお菓子は今川さんオーダーメイドなんですけどね、
「お菓子もすごいのが出てきました。食感と風味がすごいですが、実際に当日食べてみてください。10cmの高さから落とすと砕けます・・・。」 ひーーー。新茶も抜群お菓子も凄い。ますます恐れ入ります。。。あはははは(笑うしかない)


 必死の無駄話。がんばるどー。

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2011年3月 7日 (月)

春の「話す温泉♨いい茶だな」開催


おいしいお茶と会話で

春をよろこびましょう。

2011.3.12(土)13:00〜18:04

8 4 × Sunari

「話す温泉 ♨ いい茶だな」

煎茶、中国茶をお淹れします。(お席代500円)

食材のお店「84」がご用意したちいさいお菓子と一緒におくつろぎください。


ーーーーー

「話す温泉 ♨ いい茶だな」、またやりますよ。
また告知が遅くなりましてすいません。

今度は、84ハチヨンさんという、いつ行ってもつい買いすぎてしまう素敵な食材のお店の一角をお借りして、お茶をお淹れします。

84ハチヨン → http://84home.tumblr.com/

「話す温泉」って何?

 なんというか、
 知ってる人も知らない人も集う気持ちのいい場所って
 温泉場なんじゃないかと。

 いろんな話しがこんこんと湧いて
 茶碗から立ちのぼる湯気をぼーっと眺めて

 は〜・・・   なんて

 身も心もあったまりそうじゃなかろうか。

 自分の考えたことを話すこと、
 誰かがふと話したことを聞くこと、

 ひとりで考えてちゃ気がつかなかったことがそこにはあるんじゃないかと思う。
 で、それがよりよく生きる力になるんじゃないかと。

 お茶碗とお菓子を囲んで、ひそやかなひとときをご一緒しましょう。


【話す温泉のたのしみ方】

・ いつでもふらっとお越しください。 

・ 500円、入湯料=お席代をお願いします。小さな(けど美味しい)お菓子付きです。

・ いらっしゃい。奥のテーブルで、寺本が茶を淹れています。

・ 知ってる人も知らない人も、テーブルを囲んでいます。

・ 話題は自由に転がっていきます。源泉掛け流し。

・ 煎茶のお点前でお煎茶を、あとは、中国茶・台湾茶をご用意します。

・ お席に限りがございます。譲り合ってお掛け合わせくださいね。

・ 足湯などはございません。あしからず。

ご多忙中とは存じますが、ぜひお越しくださいね。

お待ちしていますねー。

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2010年6月17日 (木)

お客のことをみる

 茶の湯の稽古でのこと。

 薄茶の丸卓点前。

 やっと点前の手順も覚えてきた。えーっと次はと考えなくてもすっと手が動くようにもなった。
 しかし棗を置く位置や、茶筅を畳目5つ離して置くことなどなど、ぽかんとしてあやふやになる。

 その日も、手のかたち、置く位置、意識しながらもほぼ頭はからっぽで、薄茶はさらさら点てるのよという先生の言葉をそのままに、さらさら点ててお客にお茶を出したのだった。

 すると、
 「お客のほうを気にかけましょうね」という先生の声。


 お菓子は「水辺の蛍」、村雨製で、ほろほろ崩れて食べにくかったらしい。
 お正客は、口をもぐもぐしながらなかなかお茶をとりに来られなかった。


 あー
 ぜんっぜんお客のことなんか考えてなかった。気にもしてなかった。
 最低の茶だ。

 手順を間違えるよりも、なんかこぼして粗相するよりも、お客のことを気にしない茶は最低の茶だ。

 なんのために茶を点てたのか。

 客がいて、美味しくくつろいでもらうためだ。


 自分が正客になって窒息しそうになった。
 そぼろ餡の主菓子は・・・たべにくい。口の中の水分がすべて吸い取られるようで、茶をくれ〜〜って感じで、さっそくいただいた薄茶の旨かったこと。荒手のもてなしだわい。


 いや実はこのところ常にこうだ。
 さらさらと流れていって、ちっとも客を見ていない。
 自分の流れが清いことを一番に思って、客を置き去りにしていこうとしていた。

 清濁合わせ飲むって言いますけど、たいていのことじゃないっす。
 なかなか難しいっす。
 まだまだっす。

 お座敷芸者なら、
 勝手に三味線ならしてるだけじゃだめってことで、
 一座を盛り上げ楽しませるためによく見なきゃ感じなきゃ。
 いったん、自分の中にいれて考えるってことで
 清いだけでは魚も棲まん。

 濁流で洪水で、そのくらいでちょうど良くて
 やっとそこに文明が生まれるんだろう。メソポタミア的な。


 


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2008年5月 5日 (月)

吾郎くんと会う


さーーーー、「フラワーヘスティバル」ですよ。
吾郎くんがくるんですよ。

ということで息子といそいそ出かけました。
NHK広島放送局「メジャー」スペシャルトーク&ライブ。
主人公・茂野吾郎役の森久保祥太郎氏、エンディングテーマを歌うザ・ルーズドッグス、プロデューサーの古市直彦氏が集う。

2時スタートということなので、1時に会場到着。
しかーし!すでに椅子席は満員、立ち見もすごい。うわー・・・
しかも、
「森久保祥太郎の到着が遅れるため開演は3時から」とある。
えーっ!あと2時間・・
気持ちはもう帰宅。でもせっかく来たし、3階の「メジャー」特設会場に行ってみる。
第1シーズンからのあらすじや、登場人物相関図などのパネル展示、アテレコ台本、原作者の満田拓也氏の直筆吾郎くんサインもあった。満田氏は広島出身なのね。小さい頃カープの試合とか見て影響を受けたと書いてあった。うれしいね。

奥では、吾郎くんと2ショット携帯待ち受け画像ゲットコーナーや、アテレコに挑戦コーナーなどが長蛇の列を作っていた。
とっても並ぶ気などおこらず、第1シリーズの総集編上映なぞ見て時間をつぶす。会場には三船ドルフィンズくらいの野球少年がカープ帽かぶってにぎわってる。そのお父さんお母さんも実は一緒にファンなのであろう、総集編を食い入るように見ていた。わかるわー。
お母さん方が、ちっちゃい吾郎を見て「かわいい〜〜〜〜」と盛り上がっていた。たぶん、お父さんお母さんがハマるのは、このちっちゃい吾郎からずっと見てるからだ。なんとなく、自分の息子のような気分で、「大きくなって・・・」と甘酸っぱい気持ちで吾郎くんを見守っているのだ。おとさんが亡くなったシーンでは、すすり泣きも聞こえた。何度見ても泣ける。息子を残して死んじゃう無念さで泣ける。

それでもまだ時間もあるので4階にあがってみた。3D映像上映の列に並んでみる。しばらくして入れ替え入場、入り口でメガネを受け取る。息子わくわく。メガネがいたく気に入ったらしい。恐竜の世界へタイムトラベル、という内容と、雪合戦だった。メガネかけてみると立体で見える。恐竜がせまってきたり、雪玉が飛んできたり。
「あーこわかったねぇ」と言いながらも上機嫌のちょび。

いい時間になったので、1階に下りてみる。
そこはもう、足の踏み場も無いほどの人だった。
会場の最後尾に所在なく立っていると、ザ・ルーズドッグスが登場し、歌い始めた。
ぜんぜん見えん。
と、なにやら背後でスタッフの方がごそごそ。カメラ?ああっ!振り返るとでかい液晶テレビがあって、前方ステージの様子を映し出していた。
ラッキー、ということで、ステージに背を向け、なま音を聞きながらテレビを見るというなんだかへんなことに。
演奏が終わり、
「広島のみんな〜!待たせたな!!アメリカからやってきたからちょっと遅くなっちまった!!」と、茂野吾郎が登場した。
きゃーーーーー!というきいろい声。この声優さんの追っかけのファンも多い様子。

プロデューサーの古市氏と森久保氏とアナウンサーの方がトークを繰り広げる。
さすがの聞き出し力で、おもしろいエピソードがたくさん聞けた。

最初、オーディションのとき、森久保氏は今の寿也くん役の人(森田成一氏)と2人でテストを受けたのだそうだ。普通一人で台本を読むのに、2人で。で、最初、森久保、吾郎、森田、寿也、でテスト。ハイ今度は役を入れ替えて、というテストだった。
森久保氏は自分では寿也の役が上出来だったので、合格、吾郎役で、と聞いてびっくりしたんだそうだ。森田氏も吾郎役だなと思ってたらしく「逆じゃん!?」とお互いびっくりしたと。でも運命のようなものを吾郎役には感じると、もう寿也の役はどうやってもできないと。
第一話の収録の時、監督に何度もダメ出しをくらって、なんでだ?と改めて原作を全巻読んでわかった。吾郎はいろんな苦しみを自分の力で乗り越えてきた自負があるから、超強気なんだと、監督が「もっと声を張れ」と言う意味がわかったと。

映像のクチパクにあわせて声を出すだけじゃだめなんだ。
その役になりきるというか、こう、巫女のように、魂を憑依させるというか、そうしないと吾郎がしゃべってるように見えないんだ。

それにしても、一体どれだけの人手が携わり、どれだけの手間がかかってるのか。
原作を1話30分の脚本にして、絵コンテをかき、動画に仕上げ、音をつけ、声優が声を吹き込み、そうやってやっとあの1本ができ上がる。

考えてみれば原作漫画はほぼモノクロだし、音楽はないし、声も聞こえない。
原作にない世界を新たに付加するのはすごく大変だ。
でも、クローザーの吾郎が登場するテーマとか、ピンチの場面で流れる音とか、
オープニングやエンディングの曲や、声優の演技や、そういうものがアニメ・メジャーのたまらない魅力を作り出している。
絶対原作を大人買いして読んでやると思っているが、たぶん頭の中でアニメの登場人物たちの声で台詞が聞こえるんだろう。

さて息子はトークなんか興味ない。だるそーに「だっこーーー」。
森久保氏が吾郎だというのもピンときていない。
たまーにダイジェストのシーンが流れると、あ、みるーと言いながら手を離れて人様の足下をかきわけて液晶テレビの最前列に行って見る。終わったらまた帰ってくる。
ザ・ルーズドッグスが再度登場してエンディングテーマを歌ったり、森久保氏が生でアテレコしたりして、イベントは終わった。
1時間半、だっこ&たちっぱなしで相当疲れた。

ともかく会場を出て、ビール買ってたこ焼きつまむ。
息子は金魚すくいする。

普段歩けない100m道路の真ん中を歩いて帰ろうとすると、メジャー柄のクリアファイルを持ってる人がいる。
「あのー、それどこでもらったんですか?」
なんでもアンケートに答えるともらえたらしい。

ということで再びNHKへ。
アンケートはすでに終了。ちぇ。3階にあがってみる。
もう行列もほとんどなくて、携帯待ち受け画面をゲット。
ブルーバックに立ち、クロマキーで吾郎くんと合成してもらえる。
それがこれ。

Image


さらに、アテレコに挑戦するとさっきのクリアホルダーがもらえることを知り、無理矢理息子に挑戦させる。
「はじゅかしい・・・」「やかましい」
おねえさんが、「前の台本の赤い字のところを読んでね」というがまだ字が読めませーん。
それでも
「・・・こーしえんのちゅちを、ふましぇることらー!」
おじちゃんたちが拍手してくれましたぞ。

メジャー満喫しまくってぼちぼち帰宅。
息子も、なんだかよくわからんが「たのちかった!」そうだ。よかった。

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2007年4月19日 (木)

一泊二日湯治旅

ちょっくら温泉にいってくらぁ、
ということで有福温泉に行ってきましたよ。


まずは息子孝行ということでアクアスへ。

高速使わずに、下の道路でちんたらドライブ。

去年の今頃、出雲に向かう山越えの道では
桜が満開から徐々につぼみになって冬になり
まただんだんふくらんでやがて三刀屋で
満開を見ることができたので、
今年もちょっと期待していたけど、
どこものっぺり、散り際の桜でした。

でもとことこドライブは楽しいな。
くっだらないことをたくさんしゃべりながら行く。
息子は乗って3分で爆睡する。楽な子だ。


さてアクアスに到着、まずは腹ごしらえ。
でっかいレストランが貸し切り。ちぇ、
隣のラーメン屋でラーメンすする。

レストラン裏手にでっかいすべり台発見。
今日は日曜ということで子連れが多い。
どうせ行くなら明日行った方がいいんじゃない?
とオットに言うと
「ああいう場所で人が少ないのはさみしい」
のであえて日曜に行きたかったんだそうだ。
日曜とはいえ、そんなに混雑している風でもない。
これで平日だったら、魚の視線にびくびくするほど
がらーんとしてるんだろう。やっぱり日曜で正解か。

どの親も子を滑らせてその姿をビデオで追う。
うちは動画にからきし弱い一家である。
デジカメもあんまり登場しない。
今この瞬間を胸のフィルムに焼き付けるのだ〜
などといいながらかーちゃんも滑る。

さていよいよ水族館だ。
入館料大人1500エン、ちと高いなー
せこく「じゃらん」の割引券を使って入場。
うわー。日本海だー。どどーん。
そしてみーんな同じ方向を向いて泳ぐイワシの群れ。
なぜそんなに同じなのだ君たちは・・・思わず写真を撮る。

Photo_35

それにしても息子の目の高さには壁ばかり、
暗いしおばさんはぶつかってくるしで
「こわい〜〜〜」と足にしがみついてばかり。

魚もこう、グロテスクなものが多くて
すんごい毒々しいクラゲに見とれていたら
オットとはぐれたりなんかして。

それにしても宮島水族館はよくがんばっていると思う。
ぜんぜん負けてないぞ。
むしろ宮島水族館の方が安くてフレンドリーな気が。

さて、進んで行くと本日のメインイベント、
白イルカの水槽に着いた。
ちょうどショーが始まる時刻で、
中の客席はぎっしり。さすが日曜。
しかし子どもよりバスツアーの老人の方が多いのは
どういうことか。

白イルカ、でかい。あれでまだ子どもだという。
ぶんよぶんよしててでかくて人の良さそうな顔してる。
キュイーキュイーと鳴いたりする。かわいい。
目の前におばさんが割り込んできて座る。子どもの目の前に。
息子が「みえな〜い」。しかたなく立って抱っこ。
おばさんカメラフラッシュ炸裂、
フラッシュ使うなつってさっきから言われとろう、
イルカが驚きますのでーーーっつって。
終わったら人押しのけて一目散に出て行く。
生き急いどんのかおのれは。
ブツブツ腹立たしかったがイルカはかわいかった。

Photo_36


ショーの終了後も名残惜しそうに見ていると
まだ3匹で遊んでる。ほんとに人が良さそうな顔だ。
イルカだけど。

出たところに売店があり、
息子はまんまとイルカのぬいぐるみをだっこして放さない。
「くじらつれてかえりゅのっ!」
「イルカだっつーの!」
気前の良いパパちゃんが買ってくれた。
色の薄い、白イルカみたいなちっちゃいイルカ。
「こーーやってまわりよったよねぇ、こーーやって」
とくるくる回してみせる。


外に出ると海に続くデッキがあった。
空は白くどん曇りで海との境目がはっきりしない。
風が強くて波が荒い。
波打ち際にはホンダワラしか落ちてない。
クラゲ投げして車に戻った。


さて、本日のお宿は有福温泉である。
1300年も前に修行僧によって発見されたという秘湯は
無色透明、美肌の湯である。

「茶香の宿 樋口」は、古い旅館を全面リノベーション
したそうで、最近のカーサブルータスなんかにも載っていた。

なんたって露天風呂付き客室だもんね。
わくわくして行ったが、期待を裏切らなかった。
シンプルで清潔な館内は素足で歩ける畳敷き、
あちこちに茶香炉があってぼんやり明るんでいる。

そしてお部屋は・・・

こちら参照。
ここの「蓬莱」というお部屋でした。
“隠し部屋”なる二畳ほどの部屋がついてて
息子大喜び。イルカとずっとそこで遊んでた。

振り返ればそこに露天風呂・・・幸せ・・・

晩ご飯も日本海の海の幸、春の山の恵みいっぱいで
どれも目に心地よく美味しい、

Photo_37


と言いたいところだが数日前からひどい風邪をこじらせ
一切、においがしない。味もない。

(T T)

茶香のよい香りも、食事の風味も、なんにも感じない。
くっそ〜〜〜〜〜〜
ぜったい美味しいはずだ。くっそ〜〜〜〜〜
五感のうち2つがダメなのって、半分生きてないようなもんだ。
体調万全で満喫したかったが仕方がない。

その分風呂にはつかりたおした。
「食事もここに運んでもらいたい」というオットは
湯船からほとんど出なかった。ここで寝るかもこの人
くらいの勢い。
家族3人、一緒に露天風呂。これ最高です。

そして、念願の夢を叶えた。
「露天風呂で、お盆浮かべて手酌酒」である。
酒器と酒は持参した。
玉桜もうまそうだったが口が馬鹿なのでもったいない。
「はいど〜じょ〜」
息子がお酌をしてくれた。これには泣けた。
おまえにも返杯したいのう。
いい酒飲みになったころには、
かーちゃんと一緒になんか飲んでくれまいて。
なんだかまた泣けてきた。

朝食も素晴らしく(味覚完治せず)
11:00という遅めのチェックアウトもうれしい。
ゆ〜〜〜〜〜っくりさせていただきました。

また来たいな。
今度はいい香りと味を楽しみに。
奥出雲葡萄園のワインも試してみたかった・・・


さて帰りに浜田の「しまねお魚センター」に行った。
どんより雨模様の月曜、人、いない・・・
並んだぴかぴかの魚も、新鮮なんだろうけど活気がない。
息子はゲーセンから一歩も動こうとしない。
「ね、たいたい見に行こう?今日は死んだお魚だよ〜」
なんつってもこっちもうきうきしない。
しかたなく1回ガチャガチャをさせる。
ムシキングのなんかが出てくると思ったら黒いゴムボールが出てきた。
ハズレ感がすさぶ。

その場で焼いて食べられるところがあったので、
とりあえず、はたはたとかハマグリとかサザエとか
焼き焼き食べる。なんでも焼きながら食べるとうまい。

ちょっと買物をして、帰路につく。

その前に!

海岸線を北上し、温泉津温泉へ。

これまた1300年の歴史があって、
島根で唯一、全国に僅か12箇所しかない
(社)日本温泉協会による最高評価の
「オール5」で認定された
薬効豊かな自噴湧出の天然温泉とくりゃあ、
入浴せん訳にはいかんでしょう。

薬師湯、というレトロモダンな銭湯の
家族風呂に入浴。
それがこちら。

Kazokuburo


人一人入ったらいっぱいのちんまい浴槽。しかも深い。
源泉だそうで46℃近くある。熱い。
でも、こう濁って潮湯で、効きそう!である。
息子も真っ赤っかにゆであがった。
風呂上がり、レトロな休憩所で珈琲(無料)をいただいて寛ぐ。
あったまり方が尋常じゃない。いつまでも芯からポカポカだ。


風呂上がり一家はようやく帰路についた。
またもや、知らない道をちんたら走って帰る。
工事現場やぬかるみや薮の中や
「これ迷ってんじゃん!?」みたいな道を通り
ざざ降りの雨の中、それでも上機嫌だったのは
源泉の薬効のおかげに他ならない。

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2007年4月 6日 (金)

スペシャルティコーヒーのコーヒービーンズショップ・スマイル

ひさびさにはまりました。珈琲です。
えーいまさら、なんですけど。

中国茶の香りの世界にどっぷりはまる
きっかけを教えてくれた友人が、
「あの店の豆はすごい」と教えてくれた
Coffee Beans Shop Smile

二葉の里にあって、実家に行き来する道なので
前を通ったりはしていたけど、行ったことなかった。

たまたまチャリで通りがかり、
ひょいと豆を切らしていたのを思い出し、入ってみた。

そんなに広い店でもなく、どっかり焙煎器があって
ガラスビンに豆が並んでいる。
「試飲されてみますか」
といわれていただいてみることに。

豆を挽き、あれ?ペーパードリップじゃない。
紅茶を入れるようなフレンチプレスでいれてる。
出された珈琲はなんだか濁っている。
「珈琲は琥珀色の液体」じゃないのか
などといぶかしがりつつのんでみてびっくり。
「なんじゃこりゃああーーー」
見た目とのギャップのせいもあるが
驚くほどクリアで雑味がいっそ無い。
しかもなんだかフルーティーですらある。
今までこんなの飲んだことない。

これが、スペシャルティコーヒーだという。

今まで「ブルマン」とかブランドで品質がくくられていたけど、
2000年前後くらいからコーヒー生産国各地で
新しい流通経路を開拓したいという思いもあって
(いくら頑張って品質のいいもの作ってもいっしょくたに
買いたたかれたらかなわん、とういうことだろう)
スペシャルティー協会というのが発足した。
有資格者がきちんと鑑定して品評し、品質の高い物は
名誉ある賞をもらいオークションで高値で取引されるようになったんだそうだ。

カッピング(テイスティング)で豆の生育状況、
精製の丁寧さ、豆の持つ香り味わいのクオリティを
細かく評価された高品質の珈琲は、ワインに負けないほどの
様々なフレーバーを持つ。

そのフレーバーが詰まっているのが豆のオイル分で、
ネルやペーパーではせっかくのそのオイルが吸われてしまう。
ダイレクトに豆の持ち味が出るフレンチプレスが
スペシャルティコーヒーの特徴を楽しむのに最適なんだそうだ。
確かにフレンチプレス買っていれてみたら、
ガラスが曇るほどオイルが着くんだ。へ〜知らなんだ。

あんまりクオリティーの高くない豆の場合、
ネルやペーパーで抽出の腕によって
豆のいいところだけ引き出してあげることができるそうだ。
眉間にシワよせ細くゆっくりと円を描きドリップ、
あのスタイルが「美味しそう」だったりするもんね。
腕のないわたしは、美味しい豆で簡単に美味しい珈琲を
いただくほうがよっぽどいい。


ひゃー、こりゃすごい、と感激して
そのとき進行中だった仕事に持ってくることにした。

その誌面のお題は「ピクニック」ということだったが、
いまさらレジャーシート紹介してもしかたないわいと思い、
「お外で一杯、丁寧にいれた珈琲を愉しむ」
というものにしたのだった。

原稿を書いて店主に見せると、
厳しい顔でメモに訂正を書く。
珈琲そのものを紹介するものではなく
珈琲を楽しむスタイルを紹介するものだったのだが
それでも鋭い直しがきた。
そんなに厳しく直さなくても・・・という奥さんに
「いや、知らないと書けないから」と
こんこんとスペシャルティコーヒーについて
教えてくださったのだった。
「スペシャリティコーヒー」と発音するのは
とても恥ずかしい間違いであること、
フレーバーの特徴、酸味とはどういうことか
お湯の温度は沸かしたての高温でないと
抽出できないフレーバーがあることなど
知れば知るほど興味がむくむく。
産地の気候や精製方法、肥料や農薬の有無
によって味も香りもぜんぜん変わることとか
なんだか中国茶にもよく似てる。
だからもっと知りたい!と思えたのかも。

ほんと、知らずに上っ面で書いちゃいけません。
まだまだ勉強不足ですが、直した原稿は
どうにか及第点をもらいました。

全国9軒のお店で、共同仕入れをされてるんだそうです。
現地農園に行かれて直接仕入れるんだそうです。
先日も、ニカラグアに行ってこられたんだそうです。

「お客様の口もどんどん肥えるし、自分たちのレベルも
どんどん上がるし、ということはもっと上位入賞の
豆を落とさなくちゃいけなくて、高・・・くなってっちゃって。
でも、美味しい珈琲を一人でも多くの方に飲んでいただきたいから、
『今週の100g300円』は続けたいし。来年分の豆を、
今年よりもっといい豆を今仕入れるもんだから経費も・・・
一生貧乏よ」と笑って話してくださる奥様。すてきです!

一生貧乏、万歳!うちもでっせ!
でもでも、それがいいんですよね!
みなさまぜひスマイルの豆をお試しあれ。
ほんと、びっくりするから。

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2006年6月24日 (土)

季節の茶席菓子展


お煎茶を習っているお師匠、お菓子作りを習われている。
お菓子といってもケーキなどではなく、
いわゆる和菓子。
和菓子が自宅で作られるなどという想像力がなく、
果たしてあのように美しいお菓子が
ご家庭で作ることができるのかとびっくりした。

お稽古の度に目にも麗しいお菓子を出していただき、
小豆を炊いて裏ごしして・・・という
恐ろしく手間のかかる工程を伺い
いっそう美味しさが沁みるのであった。

その、お菓子の先生もお茶の心得がある方で
お茶席でお出しするお菓子も手作りでもてなしたい
という思いが近しく、習われるに至ったそうだ。


榎町、十日市と土橋の電停の間にある
太陽機工本社ビル9階でひらかれた
「季節の茶席菓子展」に伺った。
先生と生徒さん方の作品展。
水無月、いまころから晩夏まで
それぞれの季節を感じさせるお菓子が並ぶ。
ちいさなお菓子に様々な工夫と意匠が込められている。

お、お師匠の作品があった!かわいいなー。


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菓銘は「花水」
はなみず・・・?
かすい、かな?

後で伺うと、「はなみず」でよく、
それは稲の花を指す言葉なんだそうだ。
昔から、稲の穂が出て花が咲く頃には水が必要だと、
田の世話をする人々が口伝えした言葉らしい。

白くふっくらとしたお米の花。
まだぴんと背筋を伸ばした穂の波打つ
青田の香りがするような作品。


もうひとつ、こちらは「祈り」。

Photo_14

「何色つくったかな、えーと、それぞれを型で抜いて
逆さまになる絵を想像しながら流したの」

よく見れば、色とりどりの鶴が。
千羽鶴だ。
鶴を折るよりも繊細な作業。
白い器に映えて美しかった。


さてそこではお茶席もあり、お茶をいただくことになった。
お菓子は、お師匠がつくられた「水無月」。
ほぼ徹夜での作業だったそうで
「昨日は150個、今日は200個つくりました・・・」
蒸し器の前で意識がもうろうとしたそうだ。
終わったら寝てください・・・

水無月とは、小豆がちらしてある三角の形をした
むっちりとした外郎のようなお菓子。
これは宮中行事である「夏越(なごし)の祓い」で食べられた
お菓子。
京都では大変メジャーなお菓子だそうだ。
三角というのは氷を表し、
かつて六月に氷室をあけて氷を食べ、
夏の病よけをしたことにあやかった形。
小豆も邪気払いの意が込められている。
昔から日本では赤色に魔を祓う力がある
と考えられていたから、
赤い豆を折々に炊いて食べる習慣があるのだろう。
残り半年の、無病息災を祈るお菓子だ。

茶室の床に目をやると、立方体の置物があった。
香合に見立てたそれは、近藤高弘さんの作品だった。
蓋部分は気泡を含んだ、まるで氷のようなガラス。
下は白い陶器だが、銀滴といって細かな銀のつぶが
一面にきらきらしている。
冷蔵庫から出してきたグラスのようだ。
内部の隅にひときわ大きい銀の粒。
蓋をして上から覗けば、
水の中のような、氷の中のような
不思議な世界がそこにあった。

大仏の頭の「螺髪(らほつ)」のような
突起がきらめいて美しいラリックの水指、
金銘竹という竹で組まれた結界・・・

「こういう見立てなんですよ、
ラリックの水指、きらきらした日ざしね、
赤い棗が太陽、お茶碗の銘が『白雲』・・・」
ここに夏があった。
静かで美しい夏の景色。

こうして日々、季節のほとばしりを解釈して
暮らしているだろうか。
暑い、夏だ、
一言でくくられる季節の中に
花があり露があり風があり、
想像を超えて変化を見せることに
感じているだろうか。

豊かな暮らしを想う、
そういう時間だった。

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2006年5月20日 (土)

新茶飲み倒し

今日は尾道へ。
今川玉香園茶舗の新茶Cafe〜聞き茶を楽しむ、に行ってきました。
なにやら豪雨の気配、と思いきや晴れ間も見え、
時折の雨にも遭わずにすんだ。日頃の行いがよいとみえる。
同行はいつもの煎茶お稽古衆&お師匠。
産後お休みしていた彼女も息子とともに颯爽と参加。
またこうして茶飲み話ができるようになったねぇ。

ここでは毎年新茶が出揃う時期になると
こうして各地のお茶を取り揃え、
飲み比べ聞き比べのできる新茶カフェを開かれている。
わたしは3年ぶりの参加。
一昨年昨年は息子が小さいのもあって見送っていた。

商店街のアーケードが途切れた先、細い道を右に折れたら
懐かしい土蔵が見えた。
130年前のものを移築した土蔵は堂々と美しい。
ここの二階では茶葉が熟成保存されている。

靴を脱ぎ蔵の中へ。中のしつらいも素敵。

入り口に、今年の新茶たちが並んでお出迎え。

静岡・島田
静岡・藤枝
宇治.和束
八女・星野
鹿児島・知覧
鹿児島・南薩

品種は南薩がさえみどり、他がやぶきただったかな。

まずはいきなり茶葉の色と香りをチェック。
茶缶をまわしてはクンクン。
鮮やかな緑、つやつやとしてまさに新茶。
香り、中には「海苔!?」というものも。期待が高まる。

奥のお座敷に通される。
もちろん全種類オーダー。
それぞれ2煎ずつ聞き比べていく。

今年は手元資料として、それぞれのお茶の違いが
客観的に分かりやすく示された図表が用意されていた。

味わいも、旨味、爽やかさ、香り、苦み
それがどんなバランスで感じられるか、
産地の標高、味わいの印象・・・
中国茶ほど味わいや香りにさほど劇的な差がない
煎茶を聞き比べるにあたって、
そういったプロフィールが紹介されているだけで
目安になっておもしろかった。

さてさっそくいただいてみるとする。
そそそそ、とお師匠のもとにお道具が寄せられ、
不出来な弟子たちはただおいしくお茶が入るのを
いい子して待つのであった。(感謝)

さすが新茶!
目にも鮮やかな、ちょっと蛍光黄緑、ともいえる
鮮やかな水色である。

まずは静岡・島田産から
「・・・・・・・」一同沈黙。
爽やかな、新茶らしい、すっきりとした飲み口である
が、
「なんか小さくまとまった、って感じだね」
続いて静岡・藤枝。
やや高めの温度でさっといれると
「わー静岡って感じ」
どちらかというと静岡のお茶は
きっぱりとキップのいい味というか、
旨味よりも爽やかさが主体、というイメージだ。

そして渋みで舌が狂う前に、宇治のお茶へ。
やっぱり例年宇治のお茶は「さすが」の貫禄なんだそうだ。
お稽古でいただくお茶も宇治のお茶、
舌もそれで慣れているので期待が高まる。
うまー!の準備をしていざ、
「・・・・・・・・」
あれ!どうした宇治!?あれーっ?

八女・星野のお茶を飲んで、やっと
「はー、これこれ」
旨味がぐっとのってきた。

そこへ今川のご主人が。
なんでもお話によると、
九州のお茶はちょうどいいタイミングで茶摘み・製茶ができて
旨味も十分のってるんだけど、
静岡のこのお茶は茶摘みの前に雨にたたられてしまった、
宇治もちょっと早くて、もう1週間違えば
ぐっと旨味がのってくると思う、ということだった。

お茶も農作物なんだなーと改めて実感。

鹿児島・知覧茶はユニークな試みで、
すこし醗酵させているんだそうだ。
中国茶・青茶の作り方を視野に入れて、とのこと。

ほんの少しの醗酵でこうも違うのか、
花の香りが生まれているのだった。
「なにかこう、蜜のような甘い香りじゃなくて、
アカシアのような白い花の香り」
柑橘系の花、そんな香りがすっと後に残る。

同じ知覧のお茶2種類でっかい茶袋で持ってこられ、
香りの違いを聞かせてもらった。
袋を回して鼻突っ込んで猛烈にクンクンする面々。
あ、こっちがなんかポリエチレン?アンモニアっぽい?
「はい、そちらが醗酵させているお茶です」
茶の醗酵というのは味噌などのように微生物によるものではなく、
茶葉自身が持つ酵素が酸化していくことを言う。
煎茶の場合、摘み取ってすぐに蒸すことでその酸化を止める
のだが、この知覧茶は蒸す前にすこし置いて
醗酵させる試みをされたのだそうだ。

お茶の生産者の方々も、茶を丹誠込めて育てるだけでなく、
製茶の方法を模索し、魅力的なお茶作りに心砕かれているのだ。
そして今川さんのようなお茶屋さんは、
飲むお客さんの反応や感想や意見などを見聞きし、
生産者の方々にフィードバックしてつなぐ役目を
担われているんだと思った。

鹿児島の南薩のお茶は深蒸しで、浅いものは
25〜30秒ほど蒸すところを、これは
1分30秒も強い蒸気で蒸しているんだそうだ。
従って茶葉は壊れやすく、こなこなになっていて
そのぶん鮮やか素直に抽出されて、
「なんか茶畑で人のいいじいちゃんに、よう!って
挨拶されたみたい」な感じであった。

特別に、去年の宇治茶を1年、土蔵で寝かせた
熟成茶をいただいた。

茶葉は黒光りして威風堂々。
味も香りも、どっしりと深みを増し雑味は陰をひそめ
寝かせることでこうも育つのか、と
しみじみといただいた。

新茶は芽吹きの勢い、命そのものをいただくような
初々しさがあって、
身も心も清々しくなるような美味しさだと思う。
だけど、夏を超すことでまろやかさと深みが加わる。
熟成してこその味わいもあるのだ。

人として、もう新茶の勢いは失せた身にとって
せめても円熟、かくありたいと願うのだが
湿気たりのぼせたりで、なかなか旨い茶にはなれそうにない。


飲んだ飲んだ茶腹で満足。よー遊んだ。
長江(チャンチャン)さんで豚饅(1コ80円・美味也)を土産に買って、
そのとなりでちょいと手ぬぐい一枚買って、
美しい夕暮れ、帰路についたのだった。

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