« 琴線ー高野くんの言葉 | トップページ | 東京 »

2006年7月19日 (水)

広島広告大学


広島広告協会主催で「広島広告大学」
なるものが開催された。
10:25〜16:00、昼食付き参加費5,000円
総合テーマは
「コミュニケーションの新しい地平を切り開く
〈クロスメディアマーケティング〉」
というもの。
講師として東京博報堂から3名招かれている。
今、最先端の現場で、マーケティングデザインとか
メディアコミュニケーションをしている人々が
どう考えているのかの輪郭を聞きに行った。


日々生活して感じていた直観を
高度なリサーチによるデータと専門用語で
理論的に説明を受けた、という感じだった。

「タッチポイントブランディングとは・・・」
「これからはスルーザラインで・・・」
「いまやweb2といわれる・・・」

こういう難しい言葉を使うとクライアントは
「うむ、よくはわからんがまかせてみよう」
などと思うのだろうか。
いや、
生活者もとっくに賢くなっている
クライアントもまやかしの言葉でお金を出すほど
悠長な時代じゃなくなっている。

その証拠に、代理店にも説明責任が求められている
という話しだった。
費用対効果、なんらかの獲得目標を示せと。
そのための狙いの定め方、効果を予測するシステムなど
直観をいかに数字で裏付けるかという
それはもはや「研究」の域。


さて、こんな話しが印象に残った。
ブランディング研究の第一人者に助力を求めに
アメリカに渡ったところ、
「旅館と言う究極のお手本がある日本から
 なぜわざわざ助言を求めにこられたのか」
と不思議がられたという。
エントランスからはじまる細やかな気遣い、
しつらい、接客、一杯の茶・・・
5感で感じるすべてがその旅館のブランドを形成する、
それこそが改めて今見直すべき
最先端のブランディングなのだと言う。

テレビCMどかーんと投下、GRPがすべて、
みたいな話しでは、もはや生活者の歓心を
とらえきれない。
そして、接触するすべてのものに
発見と共感ーインタレストが求められている。


ほんとうにそうだ、と思う。
だからこそ、ひとつひとつ大事に
つくっていく必要がある。


さて来場者は180名ほどと盛況だった。
スーツ着用率高く、年齢も高め。
代理店のアカウントやプランナーをしている
人たち、と媒体の担当者の人たち。かな。
デザイナーや、コピーライターといった
感じの人たちは少なめだった。

まさにデザインを組む、コピーを書く、
という人たちは激務の真っただ中で
悠長に半日お勉強などしていられないのかもしれない。
だけど、
デザイナーこそ、
コピーライターこそ、
知っておくべきことのような気がする。
特に、脆弱な伝言ゲームのさなかで
乏しい材料だけで広告を作るなら
ちがう武器を備えて説得をするべきだ
と思うのだが
大きなお世話か。

|

« 琴線ー高野くんの言葉 | トップページ | 東京 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/108777/11056086

この記事へのトラックバック一覧です: 広島広告大学:

« 琴線ー高野くんの言葉 | トップページ | 東京 »