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2006年10月25日 (水)

ギャップにやられる

人はそのギャップが大きいほど、
感情を強くすると聞いたことがある。

スーツ姿に惚れたのに
休日の私服姿にガックシ、
などという話しはよく聞く。

逆に、冷たそうに見える人が親切にしてくれたら
あれ、案外いい人なんじゃない、と好感度がぐっと増す。
そういうのもギャップがもたらす感情だろう。

先日、そんなギャップを感じたことがあった。

資生堂インテグレートという化粧品だ。

初めて見たのはTVCMで、
あのアンジェリーナ・ジョリーが婉然と微笑んでいる。
たしか5月に出産したんじゃなかったっけ、
いつ撮影したんだろう、産後そこそこなのに綺麗だなー
などと余計なことを考えつつ
やっぱりそのぼってり艶めくたらこ唇に目が釘付け。
リップグロスかー。
としっかり認知したわけだが、
わたしはてっきり、
デパートの化粧品売り場で販売する
高価格帯の新ブランドかと思っていた。

後日、日用品を買いに近所のドラッグストア
に出かけたときのこと。
そこに、あのインテグレートの販売什器があった。
え?
近寄ってみると、アンジーが微笑んでいる。
リップグロスを手に取ってみて驚く。
1500エン!? 安っ!

だって、映画1本のギャラがン十億だかの
あ・の!アンジーですよ?
あ・の アンジーのくちびるに1500エンのグロスですか?

だいたいデパートの化粧品売り場で販売されてる
リップグロスは3000エン前後が相場だと思う。

イメージと、価格のギャップにくらくらきたのである。

おそらくわたしと同じように手に取り驚いた人が
多いのであろう
アンジー使用と同色のリップグロスのテスターは
ほとんど空で、商品もなかった。売れてるのである。

この発売背景と広告戦略について
日経プレスリリースに記事があった。

セルフセレクションで低価格のメーキャップ化粧品を購入する
20〜30代の女性の3つの特徴として
1)購買決定のプロセスは店頭に集中しており、店に行く前に
購入するブランドや商品を決めている人はわずか8%で、
売り場で情報をチェックした後、テスターで実際に試してから
購入につながる場合が多い。

ああ心当たりが・・・
特に口紅なんかはいちいちカウンターで「お似合いです」
なんて言ってもらわなくてもいいと思ってるし、
トイレットペーパー買いにいったついでに
試し塗りしてマニキュアやらグロスやら
ついつい買ってしまう。
そのとき「ついつい」買える金額もやっぱり
せいぜい1000エンちょいくらいのもんだと思う。

しかし、
今をときめくモデルさんやタレントさんが
どんなに什器でにっこりしてても
ドラッグストアの手書き文字に混じって
安っぽくなってしまうんだけど
アンジーの微笑みだけは
凛とした空気を保っていた。
強いなー。
そのギャラに見合う存在感ってあるんだと思った。

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