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2008年3月25日 (火)

丁寧な仕事

わたしのオットは美容師だ。
街のどまんなかにひっそり店を持っている。
外にも、入り口にも看板がない店。
ひとりで、やっている。


さて先日、店が休みの日にパーマかけてもらった。
ちょいちょいカットなどは家でしてもらうんだがパーマは無理で。
美容師のツマというのは案外不自由なもんで
気の向いた時にふらっと髪型を変えに美容院に行くということができない。
紺屋の白袴?


さて、ずっとストレートだったのに飽きて、またくるくるパーマに戻してもらったんだけど、そのときに気がついたことがあった。

こう、ロットを巻いて放置するとき、頭上になんというか、昔ならお釜をかぶるというか、今だと宇宙船的なアームが動くというか、ともかく熱源で温めるんだけど、今回それがなかった。

「あれ?あっためないの?」

なんでも、温めるより常温でじっくりやったほうが、髪へのダメージが少ないのだそうだ。
だから最近はそうしてるんだ、と。
オットはそれだけしか言わなかったがちょっとびっくりした。

常温でじっくりのほうが、時間は圧倒的に長くかかるわけだ。
一日に、ひとりでさばけるお客さんの数は知れてる。
できるだけ一人の時間をタイトにして予約の人数を入れた方が売り上げは上がる。
だけど、彼の「最善」はそっちに向かっていなかった。

営業時間の前後をはみ出し、それでも予約がなかなかとれない。
そうやってお客さまに続けて来ていただけているのは
オットのその「最善」があるからなんだろう。


そんなことをことさら言うでもなく、
淡々とつくりあげていく。
説明はいらない、結果がすべてだと。

しかも、仕上がりの瞬間の笑顔だけでなく、
次の日もその次の日も
髪が健康でスタイリングしやすく
いい気分でいられる
そこまでつくるのが仕事だと

そんなことはちっとも言わないけど
そういうことなんだろう。


こういうひとにしてもらったら、そりゃいいなあ。

なんの仕事にしてもそうなんでしょうね。
なんの仕事にしても、そうなんだよなぁ。

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