Man In The Mirror
あの日から1ヶ月。
まだ落ち着かないどころか、とっても不安。東日本では余震も続いている。
とにかく、西日本に住むわたしは、がんがん働いてしっかり稼いで、経済回して義援金!と思っていた。
それは間違いじゃないんだけど、「ほんとにそうかな?」と思う。
自分の今までの経験と知識=常識で、瞬時に判断することが果たして正しいのか。
「ほんとにそうかな?」
例えば、募金しなきゃ!と赤十字に振り込む、でも義援金として分配されるまでの
タイムラグがけっこうあると知る。うーん・・
どうしたらよいのだろうか、などとぼやぼやしてる間に、個人で動き出す人がたくさんいた。
例えば、西條剛央氏。ご実家が仙台で、被災地に入り、支援物資がだぶついているところと足りないところがあることを知り、この↓プロジェクトを走らせ始めた。
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「ふんばろう東日本プロジェクト」とは物資が行き渡らない現状を打開するために、行政を介さずに、必要な物を必要な所へ無料で届ける画期的支援システムです。
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このプロジェクトはいろんなものをたばねて大きくしようとかではなく、やり方とシステムとノウハウを広く提供するから、賛同する人がそれぞれ個人でやったらいいという考え方だ。だって今困ってる人がいるのに、国や行政や大きな組織がきちんと機能するのを待ってられないから。
と、走らせはじめると、こうしたらいいんじゃないか、こんなの作った、と、個の力が合流していくのが見える。
そういうのを目の当たりにして、わたしは自分の考えのクセとか基盤を見直さなくてはいけないと思った。
「まず説得するなら上流から。下から粛々とあげていくと時間がかかるから、決定権のあるところに話しをして決める」
「良いことなら大きな力にしたほうがよい」
・・・ほんとにそうかな?
原発のことにしろ、選挙のことにしろ、ツイッターなんかやってると、正義の声がわんわん響いてて、世界を俯瞰してる気になるんだけど、画面の前に座ってるだけでなーんにもしてないのにね。
人をどうこうあれこれ言う前に、自分を変えることならできるだろうか。
「ぼくは鏡の中の人=自分からはじめるよ」
マイケルもそう言ってるしね。
これからも、「人の心に届くコミュニケーションを作る仕事」をするならば、もうほんとによっぽど気をつけようと思う。
よかれと思ってしてしまう罪に。
もっと知り、話しを聴いて、考えを深めないと。
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