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2012年7月10日 (火)

2012.7.7 七夕温泉茶

 さる7月7日(土)、「話す温泉 ♨ 七夕茶」を開催いたしました。

 話す温泉って何なのか?
 それは、旨い茶を淹れて場をあたためる不定期開催放浪イベント。
 風呂桶に入湯料をちゃりんと投げ銭したら、茶碗を囲んで「入湯ーク」。
 湯を注げば湯気がたつ。
 茶を口にすれば「はぁ〜」と漏れる。温泉につかる時と同じじゃないか。
 知らない人とも茶を囲めば、そのうち心も丸ハダカ。
 くだらない茶飲み話はかけ流し。
 でもそういう無駄話のなかにこそ、宝が転がる。と願って茶を淹れるイベントです。

Img_7186

 今回の七夕茶の様子をご紹介。

 今回、お茶は二種類。碧螺春(中国緑茶)と、“シェフの気まぐれ茶”。

Img_8260

 まずは碧螺春をガラスの急須で淹れます。
 こういうお茶会では、もっと香り高いネコパンチみたいなお茶を淹れて、
 「は〜いいかおり!」と言わせたいところですが、
 なんというか、この春のうぶい可愛らしい新芽を見ていただきたかった。
 淡ーく、耳を澄ますようにお茶が飲めたらと思った。

 小さい芽が湯の中でほどけて、さっきまで畑で生えてたようなグリーンになったころ、
 「花あそび」をいたしました。

 その昔、宮中では七夕の節句に、織姫様に花を捧げる花合わせ(花札じゃないよ)をされたとか。
 いろんな花入れに草花を入れ、並べて飾って鑑賞したとか。

 茶の湯の稽古にも「花寄せ」というのがございましてね、
 並べられた花入れのどれに入れるのかを見定めて、手元の花台から花を選び、長さなどを整え持って行き、えいっと活けるのであります。

 まあそんなこんなをアレンジしたのが「七夕花遊び」。


1

 白い布は天の川。
 そこにはなんにも入ってないツェツェ・アソシエの「Vase d'Avril (四月の花器)」。84さんがご用意されました。
 ここに、お客一人ずつ花を生けていただきます。ご連客一巡で完成。

 お花は観音のドゥジエムさんで購入。
 なんというか、どの花選んでもドゥジエムさんの花だなという感じ。
 どう入れても美しい。

2

 とはいえ、見知らぬ同席の方々と恊働ですからね、連帯責任というか。
 「え〜〜〜〜  むずかしい・・・」

4

5

 とまどう背中。木材ならお手の物のさしもの家具職人氏。

6

 「イエ〜イかんせい〜〜いいんじゃなーい」
 北の最果てに転勤が決まったS嬢のキメポーズ。


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 毎席、花材は一緒なのに不思議と雰囲気が変わります。


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 たまたま84さんにお買い物にいらっしゃった親子連れ。
 小学2年生くんが「お茶飲みたい〜」と参加してくれました。
 「パパしっかり〜!」

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 「う〜ん、なんだかさみしいなぁ」

12

 「これでどう!?」
 ぶさっと紫の花をど真ん中に挿して完成〜。


 完成した花を眺めながら、2種類目のお茶を淹れます。

 「台湾のお茶」(ぜんぶFormosaTea Connectionのもの。旨いさそりゃ)
 発酵度や標高の違いなんかで、いろいろ気ままに淹れました。

 お菓子は、瀬戸田・耕三寺門前 梅月堂のギモーヴ(マシュマロ)。レモンとデコポンと苺味。
 
 酸っぱすぎてお茶にどうかなと思ったが、「さわやか〜〜〜」とご好評でよかった。
 もう1つは「花琥珀」。もみじまんじゅうの藤い屋のお菓子です。


 お茶は中国や台湾に買いに行ってるわけでない。
 ましてや、育てて作っているわけでもない。
 お菓子もつくれない。
 用意して、湯を注いで、お出しするだけ。
 わたしのできることはたかだかそれだけ。

 だから、美味しいのは私の手柄じゃなくて、霧立つ高山で愛しんで茶の樹を育て、寝ずに茶を作っている方や、現地の茶畑を旅して確かなお茶を仕入れて来られるお茶屋さんや、お菓子屋さんや、そういう人々あっての茶ということを伝えなくてはと思う。
 美味しかったらそれが買える、そういう風通しのよさも必要と思う。

 「目に見えない背景」を、十分ではないかもしれないけど伝えて、
 「は〜 おいしい」とため息をついていただいて、
 そこからは自由に話がドライブしていく愉しさを。
 
 知ってる方や知らない方、全6席フル回転でした。
 お席に入っていただけなかった方もいらっしゃいました。申し訳ないことです。

 いろんな方との出会いや会話で、たくさんのことを感じました。
 それはまたの機会に。

 ご入湯ありがとうございました!

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