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2012年7月12日 (木)

「場」がほしい

 ヒッグスらしき粒子がみつかった。

 ピンとこない人には「ふうん」くらいのニュースなのだが、
 ピンと来る人々は、あるいは世界中の物理学者たちは、感動に血湧き肉踊っていたのだった。

 広島大学のT先生もそのお一人で、いつも沈着冷静なツイートの行間に興奮がにじみ出ていた。

 緊急サイエンスカフェか!?

 
 広島大学理学研究科のサイエンスカフェは、2007年の年末に始まった。
 これまで18回。回を重ねるごとに参加者も増え、最近ではあっというまに定員に達してしまうようになった。喜ばしいことです。

 これまで、西条の酒蔵カフェ、大学病院、舟入高校などでも開催したが、ベースは東広島にある広島大学構内のマーメイドカフェ。タダで借りられて心地よく、コーヒーも美味しくて言うことなし。

 しかしやはり、広島市内で開催したらいいのになぁ、という思いは拭いきれない。

 で、ここに来て次次回のサイエンスカフェはホットな「ヒッグス粒子」の話題に決まった。

 もし、市内でやるのなら、と考えを巡らせる。


 ビールの旨い店で、冷えたビールを飲みながらサイエンス談義なんていいなぁ。
 個人的欲望全開だ。

 しかし、飲食店経営の方々は、旨いものを旨く食してもらうことを第一義とされており、気軽に「タダで、しかもワンドリンクオーダーのみでイベントに貸して」と言うのは非常にはばかられる。あつかましすぎる。

 しょっちゅう通うなじみの店があれば話しも早いが、引きこもりがちなスナリにそんな店はない。

 折しも「ビールを飲めて、トークイベントも楽しめる本屋「B&B」が下北沢にオープンします。」というツイートを目にした。いいなあ!

 なんか、いいなあ!

 高松の「街のシューレ」にも広いスペースがあって、お茶会やワークショップが開かれてる。
 ロフトプラスワンは、一日店長がトークイベントを仕切る。

 老若男女を問わず、来る人を差別せず、開かれてて、風通しの良い、心地いい場所、
 カフェでも本屋でもショップでもバーでもない、名前のつけどころのない場所。

 広島の建築事務所の「suppose design office」さんが、「名前のない場所」を毎回いろんな「場」にする「Think」というイベントをされている。あれいいなと思う。あれの常設版みたいな。

 なんてとめどもなく考えていたら、今から3年前に見た夢(寝床で見る方)を思い出した。


「ことのきっかけは「放下著」の旅だった。
 なにもかも、余計なものを捨てようと思って旅していたある日、熊本県・人吉の宿で明け方に夢を見た。ねぼけながらケータイにメモして朝風呂につかった。
 湯の中でほどけながら思い出して考えた。そして不思議な気持ちになった。
 その夢とはこんな夢だった。(日記より抜粋)

 『この旅に来て毎朝夢を見る。しかも、示唆に富むというか、いいこと言うなぁと感心して目が覚める。枕元のケータイにメモして起きる。自分の頭で見た夢に違いないが、自分で考えたとは思えない。今朝の夢は、木造の小学校だろうか、大きな建物を耐震工事して保存、そこには見た目悪いけどおいしい果物屋さん、保育園、ダンス教室、花屋さん、パン屋さんなんかがあって、小さい部屋では日々なにかの教室が開かれ、そこで作る雑誌のタイトルが「楽しい勉強」。昨日よりなにかひとつ、できる歓び。そんな夢。』

 教室で開かれる勉強会があんまり楽しくて、そこに参加していない人にもお裾分けというか、こんなに面白いことの一部でも伝えたいと思ったのだ。それが「楽しい勉強」という冊子だった。」

「楽しい勉強をはじめます」より抜粋


 それからこのブログを書きはじめたんだった。
 なんか原点回帰。

 すぐにどうとはならないけど、ないならつくろうか。

 そんなこと考えた梅雨末期の蒸し暑い午後。

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