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2013年6月24日 (月)

『爆笑サイエンスカフェ⑤』【知りたいがスパーク】 

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2013年6月8日(土)付中国新聞朝刊・文化面掲載
※中国新聞社に転載の許諾を得ています。

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(下記は自分の中での最終版。掲載文章とは若干ちがいます)


『爆笑サイエンスカフェ⑤』 【知りたいがスパーク】  寺本紫織

 第17回「サイエンススコープ〜科学者が見ている世界」では異分野の科学者がリレーで話をした。
極小の素粒子から極大の宇宙までを2時間で旅する。どこまで話をして次の話者に渡すのか、6人の科学者が集って打ち合わせをした。

 広島大学理学研究科には6つの研究分野がある。聞けば、会議以外で他分野の教員と顔を合わせる機会はほとんどなかったが、サイエンスカフェに集うようになってある変化が生まれたという。

 今回もそれがスパークした。各先生は自分の研究分野以外は実は暗いと白状しながらも、ほかの科学者の話に触発されて疑問がむくむく広がり、新しい知見を得ようと興味の触手をぎゅぎゅ〜んと伸ばすのだ。ある先生はアイデアノートを引っ張り出し、違う角度から照らされて気付いたヒントをざざざーっと書き留めていた。こういうときの科学者の貪欲さ、超かっこいい。みんな夢中で話し、お宝ムダ話がいっぱいころがった。ああ、「サイエンスカフェマラソン」って感じでずーっと聞いていたい。絶対おもしろい。

 こんな会話もあった。「それにしても、全宇宙のたった5%しか解明されてないなんて、あと少しで全部わかる!と思っていた科学者はがっかりしたでしょうねぇ。私なら宿題やっと終わった!と思ってドリルがもう1冊残ってたりなんかしたら絶望しますけど」「原子を見つけただけで世界の謎がとけると思っていた時代から、科学なんてそれの繰り返しですよ」
うーん、科学の進歩ってのは「わからない」領域をひろげる歴史だったんだなぁ。「ハテナは、最高の歓びである!ですよ」と先生はにっこりと笑った。

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