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2013年6月20日 (木)

『爆笑サイエンスカフェ①』【科学を愉快に】

 中国新聞「緑地帯」に、サイエンスカフェについてのコラムを書いてみないかとお誘いを受けた。
 
 「緑地帯」といえば、大学卒業してすぐつとめた広告会社の先輩で、「明和電機」のマネージャーになったGさんも連載していたコラムだ。
 「明和電機のある生活」というそのコラムは、くつろいでいて、軽妙洒脱で、さすがGさんと嫉妬しつつすごいなと思って切り抜いて今でも持っている。
 そこに書かせてもらうのかー、と感慨にふける間もなく書いては先生方に査読をお願いし、訂正し、文字数をがーんと減らして書き直し、新聞社校閲校正が入り、訂正訂正削ってやっとこさ掲載してもらったのであった。

 せっかくなので、転載許可をいただいてアップしておこうと思う。

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2013年6月4日(火)付中国新聞朝刊・文化面掲載
※中国新聞社に転載の許諾を得ています。

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(下記は自分の中での最終版。掲載文章とは若干ちがいます)


緑地帯     
『爆笑サイエンスカフェ ①』 【科学を愉快に】  寺本紫織

 「サイエンスカフェ」をご存知だろうか。コーヒー片手に、市民と科学者がくつろいだ雰囲気の中で科学について気軽に語り合う場のことである。1997 年頃、イギリスとフランスで同時発生的に行われたのが起源なのだそうだ。日本でも2004年頃からその活動が徐々に広がりを見せ、今では全国で様々なサイエンスカフェが開かれている。

 広島大学理学研究科でも、「“理が苦”から“理楽”へ」という思いのもと、授業や講演会とは違う「科学を題材にコミュニケーションする空間」を演出したいと有志が集まり、2007年12月から「広島大学サイエンスカフェ」を開始。約3ヶ月に1度、カフェや大学病院のレストラン、高校の食堂などで計21回開催し今に至っている。

 さてみなさんはそんな「サイエンスカフェ」に行ってみたいと思うだろうか。科学講演会やシンポジウムよりは若干敷居が低い気もするが、そもそも「サイエンス」なんか縁がないよね、そう思われる方が多いのではないかと思う。だって自分がそうだった。大学では日本文学専攻、仕事は広告のクリエイティブディレクター、バリバリの文系でサイエンスのサの字もない人生を送ってきた。たとえコーヒー片手にくつろいでいたとしても、隣の科学者と一体何の話をしたらいいのか見当もつかない。

 そんな寺本が今、サイエンスカフェのファシリテーター(司会進行)をつとめている。実に理不尽。一体何があったのか。しかし片足を突っ込むことになって初めてわかったことがある。「えー、難しくってわけわからん」の壁から中をのぞいてみると、そこには実に豊かで美しい世界があるということだった。

(広島大サイエンスカフェ ファシリテーター=広島市中区)


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